コンタクトレンズを装着すると視界がぼやける!?原因や対処方法をチェック | コンタクトレンズのメニコン

公開日:2024年9月24日

コンタクトレンズを装着すると視界がぼやける!?原因や対処方法をチェック

コンタクトレンズを装着すると視界がぼやける!?原因や対処方法をチェック

コンタクトレンズを装着すると視界がぼやけることはありませんか。日頃行っているコンタクトレンズのケア方法の間違いや、目の状態が変化していることが原因かもしれません。今回は代表的な原因や対処方法などをご紹介します。心当たりがある方はぜひ参考にしてみてください。

コンタクトレンズの装着中に視界がぼやける代表的な原因

コンタクトレンズの装着中に視界がぼやける代表的な原因

コンタクトレンズを装着して視界がぼやけると感じるのには原因がいくつか考えられます。代表的な原因をまとめました。

原因①コンタクトレンズの左右を間違えている

左右で度数などの規格が異なる場合、コンタクトレンズの左右を間違えて装着すると、視界がぼやける可能性があります。500人を対象にメニコンが行ったアンケートでは、左右を間違えて装着した経験があると回答した人が71%を占めました(何度もある24%・ある23%・少しある24%)。
特にソフトコンタクトレンズは、異なる種類を使っていない限り、左右のベースカーブ(丸み)がほぼ同じです。レンズケースから一度取り出すと、見た目の違いがほぼないので、左右の見分けがつかなくなって間違えている可能性があります。

原因②視力低下・乱視・老眼によってコンタクトレンズが合わなくなった

目の状態が変化し、コンタクトレンズが合っていないために視界がぼやけている可能性もあります。
メガネでも今までより遠くが見えづらくなったと感じる場合は、近視が進行し「視力低下」によって度数が合わなくなっているかもしれません。
ぼやけたり二重になって見えたりする人は、「乱視」の可能性があります。

「老眼(老視)」の可能性もあります。近くがぼやけるようになった人は、老眼によってコンタクトレンズが合わなくなっているのかもしれません。老眼は、水晶体の厚みを変えてピント調節をしている毛様体筋の筋力や、水晶体自体の弾力が低下することで発症します(一般的には40代頃から老眼の症状を自覚することが多いとされますが、30代でも老眼の症状が出始める場合があります)。

原因③コンタクトレンズの汚れ・キズ・変形

視界がくもって見えるようなぼやけの場合、コンタクトレンズに汚れ・キズ・変形がある可能性があります。特に化粧品の油分による汚れは、コンタクトレンズにつくと洗浄液を使ってもきれいに取り除くのは難しいです。そのため正しくケアをしていても、汚れが残ってぼやけにつながっている可能性も疑ってみましょう。

原因④目の疲労・乾燥・病気

ぼやけの原因が目にある可能性もあります。たとえば目の疲れが原因かもしれません。ピントの調節には自律神経が関わっており、遠くを見るときは交感神経、近くを見るときは副交感神経が優位に働きます。たとえば仕事中は交感神経が優位なのが正常ですが、デスクワークでパソコンを操作していると、近くを見るため副交感神経が優位になります。このような自律神経のバランスが崩れた状態が長く続くことで眼精疲労が起こりやすくなり、ぼやけにつながるのです。

涙の量や状態の異常も原因として考えられます。涙の分泌量の低下や蒸発量の増加によってドライアイ(目の表面が乾燥する病気)になっている場合もあるでしょう。ドライアイによって目の表面が乾くと、光がきれいに通らなくなって乱反射が起きてぼやけにつながる場合があります。

コンタクトレンズを装着して視界がぼやけるときにやること

コンタクトレンズを装着して視界がぼやけるときにやること

コンタクトレンズの装着中に視界がぼやけたら、「コンタクトレンズの使用」と「目のケア」に問題がなかったかをまず振り返ってみましょう。すぐに確認したいポイントを8つご紹介します。

1.決められた期間・期限内でコンタクトレンズを使用する

コンタクトレンズの使用期間は必ず守りましょう。使用期間を過ぎたコンタクトレンズを装着すると眼障害のリスクがあります。期間が明確に決まっているコンタクトレンズ(1DAYや2WEEKなどの使い捨てや定期交換のタイプ)はもちろん、長期使用タイプのものも眼科医の指示に従いながら劣化具合や使用状況に応じて交換しなければなりません。また、開封・未開封にかかわらずに装着可能な期間を示す「使用期限」にも注意し、使用期限が過ぎたものは使用しないでください。

2.日常のケアを正しく行う

定期交換タイプや長期使用タイプのコンタクトレンズには毎日のケアが必要です。専用の洗浄液を使って丁寧にこすり洗いをしたり、つぎ足し・使いまわしをせずに保存液を毎回交換したりと正しくケアできているでしょうか。眼科医の指示や取扱説明書に従って正しい方法でケアを行ってください。

3.不調に応じた専門用品でコンタクトレンズをケアする

普段は洗浄・すすぎ・消毒・保存が一つでまかなえる液剤「MPS(Multi-Purpose Solution)」を使っている方も、週に一度はタンパク汚れなどを除去できる下記のようなケア用品を使用するのがおすすめです。落としきれなかったコンタクトレンズの汚れが落ち、ぼやけが解消する可能性があります。

・ソフトコンタクトレンズの消毒に特化した「過酸化水素製剤」
・ハードコンタクトレンズのタンパク質汚れを保存中に分解する「酵素入り洗浄保存液」

4.化粧の前にコンタクトレンズを装着する

化粧品の汚れは洗浄液でも落としにくく、コンタクトレンズに成分が残る場合があります。コンタクトレンズは必ず化粧前に装着しましょう。そして、化粧を落とす際は先にコンタクトレンズをはずしましょう。ファンデーションや乳液などの顔に使うものだけでなく、ハンドクリームなどにも注意してください。
あわせて、上下のまつ毛の生え際辺りには油の分泌腺である「マイボーム腺」があります。ここが詰まると涙の表面の油分が不足し、蒸発をうまく防げなくなり乾燥につながります。アイライナーやマスカラなどをまつ毛の生え際には塗らないように気を付けましょう。

5.コンタクトレンズの左右を間違えない

コンタクトレンズの左右を間違えないように注意しましょう。装着時はもちろん、取りはずしてレンズケースに入れるときに左右を間違えないのも重要です。レンズケースの左右が分かりやすいものにする、いつも右からはずすなどルールを決めるのもいいでしょう。
なおメニコンの3ヵ月交換型ハードコンタクトレンズ「フォーシーズン」は、左右で色の違うコンタクトレンズが使え、間違い防止に有効です。左右をよく間違える人はぜひ活用してみてください。
※フォーシーズンはメルスプラン専用レンズです。

6.目薬をさす・装着薬をつける

乾燥を感じている場合は、目薬をさしてみるのがいいかもしれません。目の乾燥が緩和できて、一時的に症状が和らぐ場合もあるでしょう。ただしコンタクトレンズの装着中に点眼できない目薬もあります。市販品は、医師、薬剤師または登録販売者に相談したり取扱説明書やパッケージをよく読んだりして、コンタクトレンズの上から使用(点眼)できるものを使用するようにしてください。
また、着用時にコンタクトレンズの内側に垂らして使用する「装着薬」もおすすめです。「メニコンフィット」は、うるおいをキープし、コンタクトレンズにマスカラの汚れがつくのを防止する効果があります。点眼薬ではありませんので、必ず装着前に使用してください。

7.デジタルデバイスとの距離感・部屋の明るさなどを見直す

デジタルデバイスの使い方を見直すと、眼精疲労によるぼやけをケアできるかもしれません。パソコンやスマホを操作するときには、目を近づけ過ぎないようにしましょう。モニターが明る過ぎたり暗過ぎたりしても目が疲れる原因になります。モニターの光量や部屋の明るさを調節し、目への負担の軽減を心がけましょう。

8.目の周囲のマッサージや眼球を動かしてみる

気持ちいいと感じる程度に目の周りをマッサージしてみるのもいいかもしれません。目を大きく見開いて眼球を回すだけでも体操になって楽になるかもしれません。温めたタオルをまぶたにのせて血行を良くするのもいいでしょう。

視界のぼやけが長く続く場合は、眼科医に相談

視界のぼやけが長く続く場合は、眼科医に相談

視界のぼやけが長く続く場合はそのままにせず、眼科を受診しましょう。
コンタクトレンズや目の状態は日々変わっています。乱視や老眼が進行しているのであれば、乱視用や遠近両用のコンタクトレンズに変える必要があるでしょう。コンタクトレンズのキズや汚れは肉眼では確認しにくいため、眼科で検査しないとぼやける原因が特定できない可能性もあります。ぼやけを感じているときだけでなく、定期的に眼科を受診し、コンタクトレンズや目の状態を検査してもらいましょう。

長期的な観点でいえば、定期検診とあわせて、目の健康を意識した生活習慣や食生活を心がけるのも視界のぼやけの予防になります。食生活の面でいえば目にやさしい栄養素を含む食品を積極的に摂取するのがいいでしょう。下記のような栄養素が含まれる食品を意識的に摂取してみてください。

・ビタミンA:ほうれん草・鶏レバー・にんじん・チーズ・うなぎ など
・アントシアニン:ブルーベリー・赤ワイン・カシス・黒豆・しそ など
・ルテイン:ブロッコリー・レタス・ケール・モロヘイヤ など

まとめ

コンタクトレンズの装着で視界がぼやける原因やその対処方法についてまとめました。視界がぼやける理由はさまざまです。すでに異常を感じている場合は、コンタクトレンズの装着を止めて無理せず眼科医に相談しましょう。
また普段から目の健康を守る生活を続けることが、視界のぼやけの防止にもつながります。コンタクトレンズの正しい使用と目のケアを行いつつ、生活環境や食生活の見直しなど長期的な予防も心がけてみてください。

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※長期使用タイプ(ソフトコンタクトレンズ・ハードコンタクトレンズ)の場合、破損レンズの1/2以上を店舗にご持参ください。
※眼科医の判断のもと上記サービスが受けられます。

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