公開日:2024年9月6日
コンタクトレンズが怖い…を克服!初めての方が知っておきたい正しい使い方

コンタクトレンズを装用した経験がない、初めての方はコンタクトレンズが「怖い」と感じてしまうかもしれません。しかし実際は、使い方とケアを正しく行えばトラブルのリスクは少なく、安心してスポーツやおしゃれを楽しめます。また、乱視や老眼の方でも見え方のストレスを取り除くことができるでしょう。これからコンタクトレンズを始めたいと思っているあなたに、コンタクトレンズがなぜ怖いと感じるのか、正しく使うためのコツを解説します。
コンタクトレンズが怖い・諦めたくなる主な理由

コンタクトレンズを怖いと思う主な理由をまとめました。結論として、「正しく使えば心配し過ぎる必要はない」といえるでしょう。理由とともに、正しい情報と具体的な対策を紹介していきます。
コンタクトレンズが怖いと感じる理由① コンタクトレンズをつけるのが怖い・痛そう
コンタクトレンズは目にとって異物であるため、慣れるまである程度の異物感が生じるのは確かです。それでも1週間程度で慣れて快適に装用できるようになるのが一般的です。
また、つけるときが痛そうという不安もあるでしょう。コンタクトレンズは黒目の上にそっとのせるだけで装用できます。強く押しつけたり、爪を立てたりしなければ大丈夫です。コンタクトレンズをのせた指を直視すると恐怖心が起こる方もいるので、装用するときには鏡の方を意識的に見るのがコツです。
コンタクトレンズが怖いと感じる理由② コンタクトレンズが取れない・ずれる・裏側に入ると聞いた
コンタクトレンズがずれる・取れにくくなると聞いて怖いと感じる方もいるのではないでしょうか。こちらも可能性は確かにありますが、下に挙げるような「誤った使い方」がトラブルの主な原因です。コンタクトレンズを装用すること自体を怖がる必要はありません。
- ・ケアが不十分で汚れが落ちきっていない
- ・空調の影響でコンタクトレンズや目が乾いている
- ・合わなくなったのに使い続けている など
なかには、コンタクトレンズがずれて眼球の裏側に入ってしまうのではないかと不安に思う方もいるかもしれません。まぶたの裏側は袋状になっています。コンタクトレンズがずれても目の構造上裏側までは入らないので、安心してください。

コンタクトレンズが怖いと感じる理由③ コンタクトレンズが割れそう
ハードコンタクトレンズの場合、強い衝撃が加わるとコンタクトレンズが割れることも確かにあります。しかし、日常生活の中でコンタクトレンズが割れることはまずありません。万が一にも装用中に割れた場合は、無理にはずそうとせず、眼科に相談して取り除くなどの処置を受けてください。
ハードコンタクトレンズを収納するときにコンタクトレンズの縁がレンズケースに当たって欠損したり、洗浄中などに無理な力が局所的に加わって亀裂が入ったりする場合があります。小さな欠損や亀裂がある箇所に力が加わると割れる原因になります。それでも何もなく突然割れることはありません。目に見えない小さなキズや破損を事前に発見するためにも、定期的に眼科で検査を受けてコンタクトレンズおよび目の状態を確認しながら正しく使用しましょう。(※ソフトコンタクトレンズも同様)
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コンタクトレンズが怖いと感じる理由④コンタクトレンズによる病気(眼病)が心配
コンタクトレンズが眼病のリスク要因として語られる場合があるので、病気が心配との意見もあるかもしれません。しかし装用方法が誤っていたりケアが不十分であったりするためにリスクが高くなるだけで、正しく使用すればリスクの抑制は可能です。
たとえば、正しい装用とケアに加えて、酸素透過性の高いコンタクトレンズを選ぶことで角膜感染症のリスクは抑えられます。お手入れなどが心配な方は、毎日の交換によって清潔さを保てる1DAYコンタクトレンズがおすすめです。
コンタクトレンズの「怖い」を克服するために、初めての方が押さえたいポイント

コンタクトレンズに対する恐怖心や不安を和らげるために、正しい基礎知識を身につけることをおすすめします。初めての方が特にチェックしておきたいポイントをまとめました。
コンタクトレンズの正しいつけ方・はずし方をしっかり覚える・守る
コンタクトレンズの購入は、眼科で検査を受けることが前提です。初めての場合は特に、眼科医もしくはスタッフから装用やケア方法の指導を受けます。このタイミングでしっかり質問し、疑問や不安を払拭しておくといいでしょう。なお正しいつけ方・はずし方は、本記事でも後ほど解説しています。参考にしてみてください。
コンタクトレンズを汚さないために、最初に手を洗う、メイクをする際はメイク前にコンタクトレンズをつける点もポイントです。
また、お子さんが使用する場合は、一人では質問しにくいのはもちろん、聞き漏らす・勘違いする可能性があります。親御さんも一緒に眼科で説明を聞きましょう。
慣れるまではコンタクトレンズの装用時間を短くする
冒頭で紹介したとおり、コンタクトレンズに慣れるまでは異物感があるのが一般的です。個人差がありますので、眼科医の指示のもとで、5日~1週間かけて徐々に装用時間をのばしていきましょう。初日からの長時間装用は避けてください。
違和感やトラブルが生じたら無理せず眼科を受診
トラブルがあれば、些細なことでも眼科医に相談しましょう。生活する環境やご自身の習慣が、トラブルの原因になる可能性もあります。コンタクトレンズや目、またそれぞれの正常な機能を保つ役割を果たす涙の調子が、体調によって乱れる場合もあります。
コンタクトレンズに慣れてからも眼科での定期検診を受ける
コンタクトレンズに慣れて、最初は慎重に行っていたケアも、いい加減になってしまうかもしれません。ケアを適当にしたり、コンタクトレンズや目の不調を放置したりすると、自覚症状がないのに病気が進行している場合もあります。3ヵ月に一度を目安に、“定期的”に眼科で検査を受けましょう。
コンタクトレンズのつけ方・はずし方・ケア方法

眼科でのつけはずしのトレーニングだけではまだまだ不安が残っている人に、コンタクトレンズの正しいつけ方・はずし方・ケア方法を改めて説明します。それぞれ詳しく解説した別記事もありますので、併せてチェックしてみてください。
なおコンタクトレンズやケア用品の種類により、使用する方法や手順が違う点に注意が必要です。眼科医の指示はもちろん、取扱説明書やパッケージの記載にも従って使用してください。
コンタクトレンズの正しいつけ方
(1)利き手の人さし指にコンタクトレンズをのせる。

(2)利き手の中指で下まぶたを引き下げ、もう一方の手の人さし指で上まぶたをあげる。

(3)コンタクトレンズを黒目の上にそっとのせる。

(4)コンタクトレンズが黒目にのったら、ゆっくりまばたきをする。

コンタクトレンズの正しいはずし方
■ソフトコンタクトレンズの場合
(1)顎を引いて上目づかいで鏡を見ながら、コンタクトレンズの位置を確認する。

(2)下まぶたを中指で軽く引き下げる。

(3)下まぶたを引き下げたまま、親指と人さし指を使って、白目のところでコンタクトレンズをつまんではずす。

■ハードコンタクトレンズの場合
(1)鏡を見ながら目を大きく開き、コンタクトレンズの位置を確認する。

(2)コンタクトレンズをはずす側の手の人さし指で目じりを押さえ、目を大きく開いたまま、耳側やや上方へ引っ張る。

(3)まばたきをするとコンタクトレンズがはずれるので、空いている手のひらで受け止める。

※つけ方・はずし方の詳しい解説はこちらから※
再確認!コンタクトレンズを正しくつけ外しできていますか?
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お子様向け・保護者様向けの「コンタクトレンズのつけ方・はずし方」動画もぜひご覧ください。
コンタクトレンズの正しいケア方法
コンタクトレンズのケアは、レンズに合ったケア製品を正しく使用しましょう。詳しくは下記のコラムをご覧ください。
6個の○×チェックでコンタクトレンズのケア方法を再確認しよう!!
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まとめ
コンタクトレンズが初めてで「怖い」という印象を持っていた方も、ケアや装用時間を守り正しく使えば、安心して使用できそうだと感じていただけたでしょうか。コンタクトレンズをつけると、今まで裸眼だった方は素顔の印象を変えずに視力を矯正できます。メガネから切り替えた方はフレームのわずらわしさから解放されるでしょう。「挑戦したい!」と思った方はお近くのコンタクトレンズ取り扱い店や眼科にご相談ください。
また、コンタクトレンズ装用中に目にトラブルを感じた際には使用を中止して眼科に相談しましょう。もしものときのためにメガネも1本用意しておくと安心ですね。コンタクトレンズに慣れてからも定期的に眼科を受診して目の健康診断を受けましょう。
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