コンタクトレンズを使用する時のNG行動15選!これをやっていたら止めよう!
コンタクトレンズを使いながら目を健康に保つには、眼科医の指示に従って正しく使用することが大事です。しかし次第に使い慣れてきて、自己流でコンタクトレンズを扱ってはいないでしょうか。今回はコンタクトレンズユーザーに見直してほしいNG行動15個をまとめました。ついやっていないかチェックしてみましょう。
コンタクトレンズのNGな使い方や使ってはいけないシーン
こちらにNGな使い方や使ってはいけないシーンをまとめました。下記の例に思い当たるものがあればすぐに止めましょう。
① 手を洗わないでコンタクトレンズを扱う
コンタクトレンズをつける前に必ず石鹸で手を洗いましょう。手を洗わずにコンタクトレンズをつけようとすると、手についた細菌等がコンタクトレンズやレンズケースに付着し、汚染されて感染症につながる恐れがあります。しっかり手を洗ったあとに、きれいなタオルなどで拭いてから扱いましょう。
② コンタクトレンズが外れたので舐めてもう一度つける
口の中にコンタクトレンズを入れるのは止めてください。食べカスや雑菌がだ液には含まれています。だ液が付くとコンタクトレンズが汚染され、目に悪い影響が及ぶ可能性があります。コンタクトレンズを外したときは、ハードコンタクトレンズは水道水ですすぎ、ソフトコンタクトレンズは専用のケア用品で洗浄してから装用し直しましょう。装用して痛みなどの不調を感じる場合は、コンタクトレンズや目がキズついている可能性も考えられます。早めに眼科に相談しましょう。
③ コンタクトレンズをつけたまま寝てしまう
コンタクトレンズには、寝る前に外す終日装用タイプと、眼科医の指示のもとでつけたまま就寝できる連続装用タイプがあります。目のトラブルの原因になるので、終日装用タイプをつけたまま寝るのはNGです。
※連続装用タイプは体質や涙の量などによって連続装用ができない場合もあります。また連続装用が可能な期間は種類によって異なります。必ず眼科医の指示を受けてから使用しましょう。
④ コンタクトレンズをつけたまま水泳をする
コンタクトレンズをつけたまま水泳をするのは止めましょう。水中には微生物が生息しており、コンタクトレンズと水が接触することによって、感染症のリスクが高まります。特にソフトコンタクトレンズの場合は、プールの水に含まれる雑菌や薬剤などの影響も心配されています。また、水流によりコンタクトレンズが流される心配もありますので、水泳時にはコンタクトレンズを外すようにしましょう。
⑤ お化粧の後にコンタクトレンズを装用している
コンタクトレンズはお化粧をする前に装用してください。お化粧の後につけたり外したりすると、コンタクトレンズに化粧品などが付着する恐れがあります。化粧品に含まれる成分のなかには、コンタクトレンズに付着すると洗浄液などを使っても十分に除去できないものもあるのです。またハンドクリームも異物感やくもりの原因になりかねません。コンタクトレンズをつけた後も注意してお化粧を行なってください。
⑥ コンタクトレンズを他の人と貸し借りしている
他人のコンタクトレンズを借りたりもらったりするのは止めましょう。未使用でも他人の目の健康状態や見え方に合わせて用意されたコンタクトレンズが自分に合うとは限りません。他の人が使用したコンタクトレンズを使うと眼感染症になる可能性もあります。
⑦ 目に痛みがあってもコンタクトレンズを使用し続ける
目に痛みを感じる場合は、すぐにコンタクトレンズの使用を止めてください。充血やぼやけなどがあったり不快感をおぼえたりした場合もムリは禁物です。コンタクトレンズを外し、眼科を受診しましょう。
コンタクトレンズのケアおよび交換におけるNG行動
目の健康を保つためには、コンタクトレンズのケアを正しく行うことが大切です。定期交換タイプのコンタクトレンズは、期限を守って交換できているでしょうか。ケアや交換期間におけるNG行動もチェックしておきましょう。
⑧ 交換期間を超えてコンタクトレンズを使用する
使い捨てタイプや定期交換タイプのコンタクトレンズは、決められた期間を必ず守ってください。指示どおりに期間を守った人に比べて、期間を超えて使用を続けた人の方が眼障害・異物感・視力不良が増えたとの報告もあります。
⑨ コンタクトレンズを水で保存する
コンタクトレンズを保存するときは専用の保存液を使いましょう。水に入れて保存するとレンズが変形するリスクや、水中のアカントアメーバや微生物が付着して感染症のリスクが増えます。ハードコンタクトレンズの洗浄時には水を使用しますが、取扱説明書などを参考にしながら正しく洗浄し、保存は保存液で行いましょう。
持ち運びに便利な1回使い切りタイプのソフトコンタクトレンズ用洗浄・すすぎ・消毒・保存液があるのはご存じですか?
⑩ レンズケースを洗わない・交換しない
コンタクトレンズだけでなく、レンズケースにも汚れがつきます。微生物や汚れが付いたレンズケースを使い続けると感染症の原因となりかねません。使用後は毎回洗って自然乾燥させ、定期的に交換しましょう。
⑪ 消毒液を毎回交換しない・つぎ足して使っている
使用済みの消毒液は「バイオフィルム」と呼ばれる微生物による膜が形成されやすくなっています。バイオフィルムができると消毒液の効果が低下するだけでなく、コンタクトレンズに付着して眼障害の原因にもなりかねません。使用済みの消毒液は捨てて毎回交換してください。また新しいものをつぎ足して使うのは止めましょう。
⑫ 指定された消毒液を使わない
眼科医に指定された消毒液を使うようにしましょう。ユーザーの目の健康状態や使用状況にもとづいて適切な消毒液を眼科医は指定しています。消毒液とコンタクトレンズの組み合わせによっては目に刺激が生じるケースもあります。使用説明書もよく読みながら正しく使用しましょう。
コンタクトレンズの購入や検査におけるNG行動
コンタクトレンズやケア用品の購入に関しても眼科医などから指示があるでしょう。しかしネット通販やドラッグストアの安売りなどがあると、つい利用してはいないでしょうか。また問題がないからと検査を定期的に受けていない方もいるかもしれません。購入や検査におけるNG行動を紹介します。
⑬ 処方箋や指示書なしでネット通販などでコンタクトレンズを購入する
コンタクトレンズのネット通販は、安全性の面で問題が指摘されています。たとえば実際に試さずにネットで購入したために、自分に合わないコンタクトレンズを使ってしまうケースです。近視が進んだり視力が低下したりする恐れがあるでしょう。
また目のトラブルに気づきにくい点も挙げられています。眼科を受診せず処方箋や指示書が無い場合でもネットでは購入できてしまうため、定期的な検診も受けず目のトラブルに気づかない可能性があるでしょう。安さや手軽さに魅かれるかもしれませんが、くれぐれも注意してください。
⑭ 期限を確認せずにケア用品を使用する
ケア用品をまとめ買いしたときなど、使用期限を確認しながら、期限内に使用できているでしょうか。ケア用品にも使用期限があり、期限内で・開封後は早めに使い切りましょう。また保管するときも、成分が変質する恐れがあるので直射日光があたる場所や室温が高い場所は避けてください。
⑮ 定期的に目の健康診断(定期検査)を受けない
眼科医の指示に従い、定期的に検査を受けているでしょうか。目の健康状態・視力・コンタクトレンズが目にあっているかなどの定期検査は、コンタクトレンズを長く使用している方ほど重要です。コンタクトレンズの傷や汚れは、肉眼では確認できないものもあります。また自覚症状がなくても眼障害が進行している場合もあります。処方されたコンタクトレンズであっても合わなくなって変更が必要かもしれません。
コンタクトレンズの状態は日々変わっています。使用頻度・ケアの仕方・体質などによって、使える期間は人によって変わるのです。適切な買い替え時期を知り目の健康を保つために定期検査を受けましょう。
まとめ
コンタクトレンズユーザーに注意してほしいNG行動15個を紹介しました。コンタクトレンズを初めて購入したときに眼科医から指示された経験のある内容ばかりではなかったでしょうか。コンタクトレンズを使いながら目の健康を守るためには、コンタクトレンズやケア用品の正しい取り扱いに加えて、眼科医の診察も大切です。トラブルがあった場合はもちろんですが、定期的に眼科に通って目やコンタクトレンズの状態を診てもらうことをおすすめします。
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