カラコンやサークルレンズの適切なケアとは?正しい使用方法 | コンタクトレンズのメニコン

公開日:2022年11月03日

カラコンやサークルレンズの適切なケアとは?正しい使用方法をご紹介します

カラコンやサークルレンズの適切なケアとは?正しい使用方法をご紹介します

カラーコンタクトレンズ(以下、カラコン)やサークルレンズをしっかりケアしていますか?一般的な視力補正用のコンタクトレンズと同様、カラコンやサークルレンズも毎日のケアをおこたると目のトラブルにつながる危険性があります。今回は、適切なケア方法や目のトラブルを招かないためのメイクのポイントなどをご紹介します。正しい使用方法を学び、カラコンやサークルレンズを快適に使っていきましょう。

カラコンとサークルレンズの違いは?

カラコンとサークルレンズの違いは?

カラコンとサークルレンズの違いをご存じでしょうか。それぞれの特徴をご紹介します。

■ カラーコンタクトレンズ(カラコン)

カラコンは瞳の色の見え方を変えるコンタクトレンズです。キャラクターのコスプレやハロウィンの仮装などで、瞳の色を派手に見せたいときに使用した経験がある人も多いのではないでしょうか。瞳全体の発色を重視する人や、瞳の色の見え方を変えて周りと違う印象にしたい方におすすめです。

■ サークルレンズ

サークルレンズは瞳の輪郭をナチュラルに大きく見せるコンタクトレンズです。自然な発色のものが多く、普段使いもしやすいでしょう。学校や職場などでさりげなく瞳を印象づけたい方にもおすすめです。※使用する場所によっては使用が禁止されている場合もあるので注意しましょう。

カラコンやサークルレンズにもケアや定期検診が必要です

カラコンやサークルレンズにもケアや定期検診が必要です

人によって目のサイズやコンタクトレンズの度数は異なります。自分の目に合わないカーブのコンタクトレンズを長時間つけていると、角膜に傷がついたり瞳が酸素不足になったりする可能性も生じかねません。またカラコンやサークルレンズに含まれていることがある金属色素や、付着しているタンパク質によってアレルギー反応を起こす人もいます。

自分の目に合うカラコンやサークルレンズを探すには、目のプロである眼科に相談し、さまざまな角度からあなたに最適なコンタクトレンズを見つけてもらうのがおすすめです。目の健康を守るためにも必ず眼科を受診するようにしましょう。

■ 定期検診の必要性

眼科の受診は最初の一度だけでは不十分です。適切なコンタクトレンズの度数も日々変化していきます。定期的に眼科を訪れて検診を受けましょう。定期検診の頻度は3ヵ月に1回が理想です。目に違和感がある場合はできるだけ早く受診しましょう。
定期検診では、視力や目のカーブの測定にくわえ、眼科医が目の状態を見て異常が無いかを確認します。保険が適用される治療の場合は、費用も少額で済むでしょう。心配な人は事前に電話などで眼科に相談してもいいかもしれません。

■ 家でできるコンタクトレンズケア

カラコンやサークルレンズの装用時間は起きている間とし、寝る前には外しましょう※。瞳が酸素不足になると角膜がむくんできます。カラコンやサークルレンズを装用しているときに目が乾くと感じる人は、一度眼科に相談してみてください。
※レンズの装用時間には個人差があります。眼科医から指示された装用時間を守りましょう。

カラコンやサークルレンズをはずす前には、石鹸を使用した手洗いが重要です。2週間で交換するタイプなどは、はずした後に毎回洗浄と消毒を行いましょう。はずしたコンタクトレンズ(ソフトコンタクトレンズ)は表と裏をそれぞれ20秒ずつこすり洗いします。コンタクトレンズを入れて消毒と保存をしているケースも忘れずに毎日洗って乾かしましょう。もちろん1日使い捨てのコンタクトレンズを何日も使い続けるのは止めてください。

ケアや眼科の検診をおこたると病気のリスクが高まる

ケアや眼科の検診をおこたると病気のリスクが高まる

カラコンやサークルレンズを含むコンタクトレンズは、人工呼吸器などと同じ「高度管理医療機器」に分類されます。誤ったケアをしていたり眼科の検診をおこたったりすると、目のトラブルがおこる可能性が高まります。カラコンやサークルレンズによって引き起こされる目のトラブルにはどのようなものがあるのか、代表例をまとめました。

■ 巨大乳頭結膜炎

カラコンやサークルレンズに付着した汚れによって引き起こされるアレルギー性の障害です。上まぶたの裏側に白くて巨大なぶつぶつができ、かゆみや目やにが増えるといった症状も報告されています。

■ 角膜ステイニング

角膜に傷がついている状態です。規定を超えたカラコンやサークルレンズの長時間装用や、不適格な洗浄液の組み合わせなど、自分の目と相性が良くないケア用品を使用した場合に起こります。

■ 角膜浸潤

角膜に傷がついて細菌や真菌などが侵入した状態です。激しい痛みと充血を引き起こす場合があります。カラコンやサークルレンズの長時間の装用による酸素不足や不適切なケアによる汚れなどが角膜浸潤の主な原因です。

■ 角膜血管新生

慢性的な角膜の酸素不足により引き起こされるトラブルです。不足している酸素を補給するために角膜まで血管が侵入してくる場合があります。

上記のようなトラブルは自覚症状が少なく、自己判断が難しいといわれています。気づかないうちに症状が進行している場合もあるでしょう。そのため定期的な検診が目のトラブルを早期発見するためには重要なのです。

トラブルを招かないために意識したいメイクのポイント

トラブルを招かないために意識したいメイクのポイント

アイメイクの影響で起こる、コンタクトレンズ(カラコンやサークルレンズを含む)および目自体のトラブルが近年増えています。コンタクトレンズの変形や汚れがある場合、放置しておくと目のトラブルにつながるかもしれません。以下で紹介するポイントを意識して、コンタクトレンズや目のトラブルを予防しましょう。

■ レンズファースト

コンタクトレンズは必ずメイクをする前につけましょう。メイク前にコンタクトレンズをつけることで、手についたメイク汚れがコンタクトレンズや目に付着するのを防げます。またメイク落としに使用されるクレンジング剤の付着は、コンタクトレンズが白濁する原因になります。メイクを落とす際には、コンタクトレンズを先にはずしましょう。

■ まぶたの外側にアイラインを引く

目を乾燥させないための分泌液が出る「マイボーム腺」が、目の際や内側にあります。アイラインをまぶたの内側まで引いてしまうと、マイボーム腺がふさがってしまい目の乾燥につながる場合があります。目の乾燥を防ぐために、アイラインはまぶたの外側に引きましょう。

■ 水溶性のマスカラを使用する

マスカラが目に入るのを防ぐために、まつ毛の根元まではつけないようにしましょう。繊維やラメが入ったタイプのマスカラは、コンタクトレンズや目を傷つける可能性があるので避けることをおすすめします。接着剤を使って根元に貼り付ける「つけまつ毛」も、同様の理由でできるだけ避けるのが望ましいです。使用するマスカラは、お湯で簡単に落とせる水溶性のものを選ぶとよいでしょう。

■ クリームタイプのアイシャドーを使用する

パウダータイプのアイシャドーを使用すると、粉が飛んで目に入る可能性があります。できればクリームタイプを使用するのがよいでしょう。パウダータイプを使用する場合は、チップを水で濡らすと粉の飛散を防げるのでおすすめです。

まとめ

おしゃれアイテムとしてカラコンやサークルレンズを使用している方の中には、高度管理医療機器としての取り扱いに注意が必要な面まで意識が向いていなかった人もいるかもしれません。今回解説したとおり、ケアが不適切であったり定期検診をおこたったりすると、目のトラブルを引き起こす可能性があります。きちんとコンタクトレンズのケアを行い、快適なコンタクトレンズライフを送りましょう!

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■ メニコンのおすすめサークルレンズ

・1DAY FRUTTIE

1DAY FRUTTIE

3つの「トーンエフェクト」で瞳を大きく印象的に見せます。
目を守るUVカット機能つき。

販売名:FRUTTIEワンデー
承認番号:22800BZI00037A16


・2WEEKメニコン Rei

2WEEKメニコン Rei

自然と瞳にとけこむ超繊細なフラワードットデザインで、瞳をふわっと大きく見せられるサークルレンズです。乱視用もあるので、気になる人はぜひお試しください。

販売名:2WEEKメニコン Rei
承認番号:22600BZX00057000

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