公開日:2022年09月27日
コンタクトレンズの1DAYと2WEEK、どちらがいい?違いと適性をチェック

コンタクトレンズを選ぶとき、1DAYと2WEEKのどちらにするかを多くの人が悩みます。レンズのタイプを決める上で、それぞれの特徴を理解しておくと考えやすいでしょう。1DAYと2WEEKの違いや“向いている人”などの特徴をまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
1DAYと2WEEKの違い

コンタクトレンズの1DAYと2WEEKの違いは、1枚のコンタクトレンズを使える期間にあります。呼び方のとおり、1DAYは開封した当日、2WEEKは1度しか使用していなくても開封から2週間たったらレンズの交換が必要です。定められた期間よりも長くコンタクトレンズを使い続けると、眼の負担につながるため、使用期限や交換時期は必ず守る必要があります。
では、1枚のコンタクトレンズを使える期間が違うことで、実際どのような影響が出てきたり、メリット・デメリットが違ってきたりするのでしょうか。1DAYと2WEEKの特徴やメリット・デメリットを紹介します。
1DAYコンタクトレンズの特徴
1DAYの特徴は、毎日新しいレンズに取り換えることで常に清潔に使用できる点です。正しく使うと感染症のリスクも2WEEKと比べて低く、汚れも蓄積しにくいと考えられます。
■ 1DAYコンタクトレンズのメリット
・ケアの必要がない
・(2WEEKに比べて)清潔に使いやすい
・(2WEEKに比べて)宿泊時などの荷物が減る など
■ 1DAYコンタクトレンズのデメリット
・毎日使用する場合2WEEKと比較すると割高
・(2WEEKに比べて)レンズの枚数が多い為保管のスペースを取る など
2WEEKコンタクトレンズの特徴
2WEEKは、1DAYと比較して毎日使用する場合コストを低く抑えやすいのが特徴です。またレンズ度数でいえば、まだまだ2WEEKの方が幅広いラインナップになっているといわれます。さらにコンタクトレンズの種類によっては、2WEEKしかない度数などが展開されている場合もあります。
■2WEEKコンタクトレンズのメリット
・(1DAYに比べて)毎日使用する場合経済的に使用することができる
・(1DAYに比べて)レンズの保管のスペースを取らない
■2WEEKコンタクトレンズのデメリット
・ケアの手間が発生する
・ケア用品を買わなければならない
1DAYコンタクトレンズが向いている人

上記では1DAYと2WEEKコンタクトレンズのそれぞれの特徴をまとめました。こちらの章では、1DAYと2WEEKそれぞれに“向いている人”の特徴もまとめましたのでチェックしてみましょう。
(例)
・時々コンタクトレンズを使用したい人
・旅行先でレンズケアを行いたくない人
・衛生面を重視する人
・面倒くさがりの人
・毎日消毒ができない人 など
2WEEKコンタクトレンズが向いている人

つづいて2WEEKに向いている人の特徴です。2WEEKの場合、洗浄や消毒など毎日のケアが必要にはなりますが、1DAYタイプよりも経済的に使えます。コンタクトレンズの扱いに慣れてきた人やコンタクトレンズを使用する頻度が増えた人は、1DAYから2WEEKに変えて経済的に使う選択肢も有効でしょう。
(例)
・毎日コンタクトレンズを使用する人
・コストを抑えたい人
・生活リズムが安定している人
・正しく洗浄や消毒が毎日できる人 など
まとめ
1DAYと2WEEKで悩んだら、ライフスタイルに合わせてコンタクトレンズのタイプを選ぶことを意識してみてください。紹介した以外にも、忙しい人・生活が不規則な人には、1DAYの方がおすすめです。
反対に2WEEKに向くのは、洗浄や消毒がきちんと行えるライフスタイルの場合です。まずは眼科にかかって、視力や体調はもちろん、ご自身のライフスタイルや性格なども相談しながら、適切なコンタクトレンズを選ぶようにしてください。
使い捨てコンタクトレンズについて詳しくはこちら監修者
月山純子 先生
医療法人心月会 つきやま眼科クリニック
経歴
1995年 近畿大学医学部卒業
近畿大学医学部眼科学教室入局
2001年 医学博士、医療法人宝生会PL病院眼科医長
2004年 近畿大学医学部眼科学教室非常勤講師(~2019年3月)
社会医療法人博寿会山本病院眼科医長
2021年 つきやま眼科クリニック 院長