コンタクトレンズ総合メーカー メニコン

メニコンスーパーコンサート2014

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作品紹介

本作品は、日本で初めて角膜コンタクトレンズの実用化に成功した株式会社メニコン会長であり創業者・田中恭一の半生をモチーフに創作されました。日本を代表する作曲家・宮川彬良、初の書き下ろしオペラです。

宮川の音楽は、田中恭一の「ものづくり」の精神を受け継ぎ、ときに叙情豊かに、ときに高らかな躍動とともに、あしたを創る「心のものづくり」を見事に表現しています。同時に、過去と未来、古いものと新しいものを融和させるという、挑戦とオリジナリティに満ちた未来(あした・みらい)系オペラともいえる作品になっています。

田中恭一は、戦争を見た目で、戦争に使われた道具を使い、まったく独創的に未来(あした)の瞳であるコンタクトレンズを生み出しました。本作品では、この田中恭一の半生をモチーフにしながら「見ることとはなにか」という問いかけを通じて、誰もがそれぞれの明日をより豊かに生きるためのエッセンスをお届けします。

宮川彬良

©Mikako Ishiguro

[作曲・指揮] 宮川彬良

みやがわ・あきら  作曲家・舞台音楽家。
1961年2月18日、東京生まれ。
東京藝術大学在学中より劇団四季、東京ディズニーランドなどのショーの音楽を担当。その後、数多くのミュージカルなどを手掛け、舞台音楽家として活躍。代表作に「ONE MAN'S DREAM」「身毒丸」「シャンポーの森で眠る」「ミラクル」「ハムレット」「マクベス」「家なき子」「血の起源」「星の王子さま」「ルビチ」「ザ・ヒットパレード」「ムサシ」「欲望という名の電車」など。1996年「身毒丸」で第4回読売演劇大賞・優秀スタッフ賞を受賞、2000年「ミラクル」で東京芸術劇場ミュージカル月間優秀賞を受賞。2005年「ハムレット」(再演)で第12回読売演劇大賞・優秀スタッフ賞を受賞。 2004年には、松平健のショーのために作曲した「マツケンサンバⅡ」が大ブレイク、舞台音楽からヒット曲を送り出した。
一方で演奏活動もめざましく、1995~2010年には大阪フィル・ポップス・コンサートの音楽監督・常任指揮者、1998年~「宮川彬良&アンサンブル・ベガ」の音楽監督、2014年~大阪市音楽団の音楽監督を務めている。また、自ら企画した「コンチェルタンテⅡ 宮川彬良vs新日本フィルハーモニー交響楽団」、大阪市音楽団との吹奏楽ショー「宮川彬良&大阪市音楽Dahhhhn!」、サックス奏者・平原まこととの「アキラさんとまこと君 ふたりのオーケストラ」、歌手・岡崎裕美との「未来の音楽授業!アキラ塾」、自作の舞台音楽を演奏する「宮川彬良 心deバレエ」などを中心に、日本全国でコンサートを行っている。自身で、作曲、編曲、指揮、ピアノ演奏、解説を行いながら進めるコンサートは、誰もが楽しめ親しみやすいと定評がある。
2003~2010年NHK Eテレ「クインテット」、2009~2010年NHK BS2「どれみふぁワンダーランド」、2011~2012年NHK BSプレミアム「宮川彬良のショータイム」の音楽を担当、出演。2012年~アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」の音楽を手掛けている。舞台、コンサート、テレビ、ラジオなど、多岐に渡るジャンルで活躍している。


宮川彬良 公式HP https://akiramiyagawa-official.com/

響敏也
[脚本] 響敏也
ひびき・としや 作家・音楽評論家。
スタジオ・オーケストラのトランペット奏者として演奏活動後、放送作家の執筆活動。その後「作家・音楽評論家」。評論や随筆を新聞・雑誌に執筆。オペラと落語を合体させた『オペらくご』の創案と脚本、音楽舞台の脚本(大阪フィル・ポップス、アンサンブル・ベガ等)や、放送音楽番組台本を担当。近年は詩作や作詞に力を注ぎ、作曲家・宮川彬良と新しい「うた」を連作中(ヒビキ・トシヤ名儀)。著書=『親父の背中にアンコールを~朝比奈隆の素顔の風景』等。脚本=オペらくごVol.3和菓子屋騒動記『こしあん取って!』 (コシ・ファン・トゥッテ)/音楽劇『私がベートーヴェンです!』/ぺらぺらオペラ笑劇場/谷啓オペラ『ピエロに何が起こったか』等。作詞=合唱組曲『少年の時計』(『音のつばさ』『サヨナラの星』等)/『空のわすれもの』/『幸せのリズム』/『栄光の道』(松井秀喜選手公式応援歌)等。
[演出] 佐久間広一郎
さくま・こういちろう 構成・演出家。
㈱OFFICE516代表取締役、㈱ブリッジプロモーション取締役。
1962年、名古屋市生まれ。関西大学社会学部卒。
在学中から学内演劇サークルにて活動。卒業後は『劇団POTATO倶楽部』を主宰。1993年、個人事務所OFFICE516を設立。1998年、(財)名古屋市文化振興事業団より海外研修助成を受け、英国(ロンドン及びリーズ)にてエデュケーションプログラムの調査研究を行う。2005年、『2005国際芸術フェスティバル』総合ディレクターとして愛知県下全域にて60事業を展開。65,000人を動員する。
現在はストレートプレイ・ミュージカル・オペラ等数々の舞台作品の演出を手掛ける一方で、ラジオ番組の構成や短編映画シナリオの執筆など、マルチに活躍中。
名古屋芸術大学非常勤講師。専門学校名古屋ビジュアルアーツ講師。

あらすじ

いまは企業の会長として安泰の老後を送る主人公・田宮常一。

そんな彼の前に、ある日なんの前触れもなく現れたのは、『眼球の記憶』と名乗る謎の存在。

驚愕する常一だが、『眼球の記憶』はお構いなし。

「ここいらでひとつ、見えるとはなにか、見るとはなんなのか、人間に考えてもらいたい」

『眼球の記憶』は、常一が己の過去を旅することによってその答えが見えるという。

(これは悪い夢か、幻か!?)常一はどうしても信じられないが、そのとき目の前に広がった光景は、間違いなく彼自身の過去の記憶(見たもの)だった!

「みえる」とは何か、「みる」とは何なのか―

それを見つけるため、常一の記憶の旅がいま始まる!