コンタクトレンズ総合メーカー メニコン

環境・バイオ事業

コンタクトレンズ・ケア用品の開発で培った技術を、環境事業分野に活用。
メニコンならではの高品質なものづくりで、環境ビジネスの可能性を広げます。

「アグリ革命・アグリ革命アクア」
ブランド米の産地を支える、稲わら分解促進材の開発

稲刈り後に残ったわらは土と混ぜられて分解されます。しかし、分解が不十分なままで田んぼに水を入れると、残ったワラが浮いてきたり、有害なガスが発生したりします。また、従来稲わらは焼却処分されることも多く、環境上の問題が指摘されてきました。メニコンはコンタクトレンズのケア用品で培った酵素技術を活かして、稲わら分解促進材「アグリ革命」を開発しました。酵素のチカラで稲わらの分解を促進させ、「ガスわき」や「浮ワラ」を減らす地球に優しい資材です。2005年の発売以来、米どころ新潟県をはじめ、全国の農家の方々に喜ばれています。

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「resQ45」
環境にやさしいたい肥化促進システム。トヨタとの共同開発で畜産農家をサポート

現在、日本国内では年間約8,000万トン(*)の家畜排せつ物が排出されています。悪臭や水質汚染など環境への悪影響が懸念されるほか、その処理は農家にとって大変な負担となっています。メニコンはトヨタ自動車との共同で、排泄物を迅速にたい肥化する「resQ45(レスキューヨンジュウゴ)」を開発。発売以来、畜産農家の方々に好評をいただいています。

※農林水産省『畜産統計 推計』(2016年)より引用

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限りある資源を有効活用

メニコンは環境バイオ事業として稲わら分解促進材や畜ふんの堆肥化促進材などの開発に取り組んできました。それらの技術を基盤とし、コーヒー豆かす、廃棄されるゆで卵、ワインの製造工程で出るぶどう搾りかすの有効活用など、未利用資源に新たな価値を付加した上でのさまざまな資源循環を実現しております。

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環境ビジネスの分野におけるメニコンならではの強み

2009年から「環境宣言」として全社をあげて環境への取り組みを行い、コンタクトレンズの技術を環境事業分野に活かしています。メニコン独自の学術的な研究開発アプローチで、高品質な製品作りを実現しています。今後も新たな環境事業の発展に向けて進化しつづけ、環境ビジネスの可能性を大きく広げていきます。

アグリ革命とトキの生育環境保全との関わり

新潟県佐渡市ではトキの餌場確保の為に冬場も田に水を張る農家さんがいます。その為には米の収穫後の速やかな稲わら分解が求められます。「アグリ革命」は酵素の働きで稲わら分解を促進することで、トキの生育環境保全にも貢献しています。
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