

コンタクトレンズメーカーであるメニコンは、
実は涙の研究もしています。
その理由や涙とコンタクトレンズの関係について、
研究員に聞いてみました。




メニコンは、20年以上も前から涙の研究を続けてきているんです。涙にはコンタクトレンズを包むベールのような役割があり、コンタクトレンズを心地よく装着できるよう、乾燥や摩擦から目を守ってくれています。
メニコンにとって涙の研究をすることは、皆さんが快適にコントタクトレンズとお付き合いいただくために、欠かせないものなのです。涙には、ムチンという成分が含まれています。
これは目の表面と涙を結びつける“とろみ”のある成分です。このムチンが涙を目の上で安定させます。
目の潤いを保ち、心地よいコンタクトレンズ装用に欠かせない成分です。
涙が持つそのほかの特徴として、殺菌作用など目の病気を防ぐラクトフェリンという成分が含まれていて、目の健康を保っています。目にもコンタクトレンズにとっても大切な要素である涙。涙の量が少ないと、目そのものが乾燥したり、コンタクトレンズのつけ心地が悪くなってしまいます。
普段何気なくしている「まばたき」は、涙を目の表面に広げて目を乾燥から守る役割を担っています。目やコンタクトレンズの乾燥は、まばたきの回数が少ないことが原因でもあるんですよ。
しっかりまばたきをして、涙で潤う健康な目を守りましょう。最近の研究では、目のベールとなる涙が、コンタクトレンズの視界や見え方にも大きく影響することがわかりました。
乾燥したすりガラスの表面を、水のベールがカバーすることでガラスがクリアに透き通っていくイメージですね。
涙は、つけ心地を左右するだけでなく見え方(視界)も司る、コンタクトレンズにとってもなくてはならないとても大切な存在なのです。「なんだか目が乾燥するな」と感じた時は、セルフでも簡単にできる目元のマッサージがオススメです。
目元にアイクリームを塗った時や、お風呂や朝晩の洗顔時にぬるま湯で温めて、目の下の部分を優しく刺激しましょう。血行も良くなるので、クマやむくんだ目元にも効果的です。
涙を覆う油分が出る部分は、上下のまぶたのきわにあります。この部分をアイメイクで塞いでしまうと、目を守ってくれる油分が目全体へ行き渡らなくなってしまいます。まぶたのきわはメイクを避けたり、帰宅したらすぐに落とすようにしましょう。肌と同じように、目やコンタクトレンズにとって、適度な保湿はとても大切なこと。乾いた空気に触れることも、目が乾燥してしまう大きな原因の1つとなります。
これからの季節は冬。卓上加湿器をオフィスやテレワークに取り入れてみるのもいいですね。お気に入りのアロマオイルとともに使うとリラックス効果も得られます。 ※アロマ対応の加湿器をご使用ください。
酒井利江子研究員
涙とコンタクトレンズの関係について10年以上に渡り研究を行う。
お気に入りの商品は1DAYコンタクトレンズ Magic。
涙はコンタクトレンズにとって欠かせない存在です。コンタクトレンズを使うとき、涙の大切さを少し意識すると、より快適に、安全に過ごすことができます。これからもコンタクトレンズの研究をすることで、皆さんの目を守り、快適なコンタクトレンズ生活をサポートできればと思います。