クエストエデュケーションの取り組み

現実社会や企業を題材に、生きる力を育む探究学習プログラム「クエストエデュケーション」。あらかじめ用意された正解を答えるのではなく、正解の無い課題に取り組む実践的な教育プログラムで、全国41都道府県の約500校、11万1千人*の中高生が取り組んでいます。探究学習プログラムでは日本最大規模です。
数あるプログラムのうち、企業探究コース「コーポレートアクセス」では、実在の企業から出されたミッションに対して、生徒がチームを組んで答えを探求します。生徒はその過程で、現実の社会や経済の仕組みに触れながら、働くことの意義や経済活動への理解を深め、生きる力を身に付けます。
メニコンでは、このクエストエデュケーションの企業探求コース「コーポレートアクセス」に、2018年より協賛しています。
当社の社員が参加校を訪れ、生徒が話し合う場に立ち合い、彼らの「学び」を支援します。意見がまとまらなかったり、行き詰っているチームには、そっとアドバイスを送ることもありますが、先入観のない独創的なアイデアに触れたり、何度も訪れることで提案精度の飛躍的な向上を目の当たりにするなど、生徒達の計り知れない可能性に社員が刺激を受けることも多いです。
(*2025年3月時点)
当社がクエスト
エデュケーションに
関わる目的
- 次世代を担う中高生のキャリア教育を支援する(教育CSR)
- 次世代に対する教育支援を通じて、現在および未来のメニコンファンを創造する
- 次世代に対する教育支援を通じて、当社組織・社員のイノベーションを活性化する
企業探究コース
「コーポレートアクセス」
プログラムの流れ
2
企業研究
フィールドワークを通じて、インターン企業を 調査・研究します。
3
ミッション発表
企業からのミッションを受取り、企画会議が始まります。
4
企画会議
チーム内でアイデアを出し合い、意見をまとめます。当社の社員が参画することもあります。
5
校内発表
チームの活動成果をプレゼンテーションします。
6
一次審査 12月~1月
主催者と当社により、審査を行います。
7
全国大会 2月
審査の結果選ばれた10チームが1年間の集大成を社会へ発信します。
これまでの取り組み
2024年度
【当社のミッション】
「文化の力」で 世界をシンカさせる メニコンの新しい挑戦を提案せよ!
聖心学園中等教育学校メニコーンチームは現実・非現実を融合させた独自の世界観と圧倒的な表現力が評価され、企業賞受賞となりました。受賞が決まった際に涙して喜ぶ皆さんの姿を見て、これまでの苦労や努力、企画にかける思いや愛着を強く感じました。
準企業賞を受賞されたCLARK NEXT Akihabara 田ッba恋厨チームは、惜しくもセカンドステージには進めませんでしたが、日常の”あるある”を解決する斬新なアイデアと、キャッチーなコピーが大変印象的で、記憶に残る素晴らしい発表でした。
今年もリアル開催となったクエストカップでは、大人を驚かせる独創的なアイデア、そしてそのアイデアを具現化するためのロジカルな説明に圧倒され、参加する生徒さんのみならず、大人にとっても学びの多い素晴らしい大会として幕を閉じました。

QuestCup2025 ファーストステージ終了後

QuestCup2025 全国大会での集合写真

聖心学園中等教育学校ファーストステージ
【企業賞 獲得校】
聖心学園中等教育学校
チーム名:メニコーン
作品名:realink

CLARK NEXT Akihabaraファーストステージ
【準企業賞 獲得校】
CLARK NEXT Akihabara
チーム名:田ッba恋厨
作品名:第三の目
<メニコン担当者の喜びの声>
聖心学園中等教育学校、CLARK NEXT Akihabaraの皆さん、受賞おめでとうございます。また受賞はならずとも弊社のミッションに真摯に取り組んでくださった全国の学生の皆さんも、ありがとうございました。クエストエデュケーションの活動を通じて、企業人である我々にも多くの発見や気付きを与えていただきました。
最後になりますが、年間を通じて活動の支援をしてくださった株式会社教育と探求社の皆さん、本当にありがとうございました。
2023年度
【当社のミッション】
「普通を飛び出す瞬間」で 社会を豊かにする きみとメニコンの新しい挑戦を提案せよ!
昨年のグランプリ受賞に続き、今年度は準グランプリを受賞することができました!千葉県立東葛飾中学校 Noneチームは熱意あふれるプレゼンテーションと、独自の世界観で周りを圧倒しての受賞となりました。全国大会終了後に「もっと良いものを作りたい!」と発するメンバー皆さんの姿を見て、その飽くなき探究心に当社メンバーも心打たれました。
準企業賞を受賞した近畿大学附属中学校0.215チームは、惜しくもセカンドステージには進めませんでしたが、人々に寄り添う優しい企画内容で、着眼点も面白く、多くの学びや気づきを与えてくれました。
今年度は5年ぶりのリアル開催となったクエストカップですが、会場は大きな熱気に包まれ、クエストに関わる方々の”本気”がぶつかり合う素晴らしい大会として幕を閉じました。

ファーストステージ終了後

全国大会での集合写真

千葉県立東葛飾中学校 セカンドステージの様子
【企業賞 準グランプリ 獲得校】
千葉県立東葛飾中学校
チーム名:None
作品名:WalK ON air for World

近畿大学附属中学校 準企業賞受賞の様子
【準企業賞 獲得校】
近畿大学附属中学校
チーム名:0.215
作品名:メニハピネス
2022年度 ※オンラインによる開催
【当社のミッション】
となり合う生命を「深く想う」そんな時代が生まれるプロジェクトを提案せよ!

1st 審査会場の様子(メニコン社内)
2018年のクエストエデュケーションプロジェクトへの参画後、当社を選択したチームから初めてグランプリが誕生しました!淳心学院高等学校 コンダクトメンズチームは圧倒的なプレゼンテーション能力で見事グランプリを獲得しました。宝仙学院中学校 ラブ&ピースは惜しくも受賞ならずでしたが、中学生とは思えぬ論理的なプレゼンテーション、そして審査員からの質問への的確な回答と、多くの感動と驚きを与えてくれました。
今年もクエストカップは1st・2ndステージともにオンラインでの開催でしたが、生徒と当社社員の間に一体感が芽生え、和やかな雰囲気のもと幕を閉じました。

1st 淳心学院高等学校 企業賞受賞時の様子

2nd 最終プレゼンに臨む宝仙学園中学校の生徒へエールを送る当社社員の様子

2nd グランプリを獲得し、淳心学院高等学校の生徒と当社担当者歓喜の様子
【企業賞 グランプリ 獲得校】
淳心学院高等学校(兵庫県)
チーム名:コンダクトメンズ
作品名:Project ガキの視界やあらへんで
2021年度 ※オンラインによる開催
【当社のミッション】
人と人の「心の変化」を生み出す全く新しいみるに挑戦するサービスを提案せよ!

発表の様子

表彰の様子
【企業賞(メニコン賞)獲得校】
東葛飾中学校(千葉県)
チーム名:SKOTTYS
2020年度 ※オンラインによる開催
【当社のミッション】
世の中に「みるよろこび」が溢れ出すワクワクの新事業を提案せよ!

審査会場の様子(メニコン社内)

表彰の様子
【企業賞(メニコン賞)獲得校】
百合学院高等学校(兵庫県)
チーム名:FUNKY TONNY
2019年度
【当社のミッション】
私たち、メニコンのミッションは、「みるよろこび」を通じた生きる喜びの実現です。
そのための五感を満たす新事業を提案してください!

新型コロナウイルスの影響により、「クエストカップ2020全国大会」は中止となりましたが、学校と企業をオンラインでつないで学び合う「クエスト・オンライン」が2020年2月23日に開催されました。生徒の発表を聞き、意見を交わすことで、慣れない環境下での開催でしたが、生徒たちの熱意や想いが伝わり、当社にとって有意義な時間となりました。
※今年度は審査がなく、企業賞(メニコン賞)の選出はございません。

会場の様子(メニコン社内)

生徒による発表

生徒の発表を受け、当社からコメントしました
<2019年度クエスト・オンライン メニコン参加校>
東邦高等学校、比叡山高等学校、百合学院高等学校、世田谷学園高等学校、広尾学園中学校、初芝富田林中学校、新潟県立津南中等教育学校、東京都立大田桜台高等学校、浦和麗明高等学校
2018年度
【当社のミッション】
新しい時代のみるよろこびを生み出すメニコンのプロジェクトを提案せよ!
【企業賞(メニコン賞)獲得校】
朋優学院高等学校(東京都)
チーム名:メタモン
参加者の声
参加校からの声
東邦高等学校
池田暁生
教育の特色の一つとして2012年度より導入をしました。予測不能で答えのない課題に自らの思考を論理的に導き出す過程には、生徒同士の深い学び合いがあります。答えが用意された問いではなく、0から1を生み出すこれまでにない経験は、生徒たちにとって新鮮かつ好奇心をくすぐります。課題解決には、必要な情報を精査し、掛け合わせる思考が必要です。これらの経験が今後の自身のキャリア形成に必要な力になると考えます。
主催者からの声
教育と探求社
代表取締役社長
宮地勘司
「クエストエデュケーション」は、子どもたちを「知の消費者」から「知の生産者」へと変えていくプログラムです。どこかでつくられた知識をただ覚え込むのではなく、自ら感じ、考え、仲間とともに自分たちならではの答えを見つけていく。そんな学び方を学校に提供しています。世界は高速に変化し、私達を取り巻く課題は複雑に絡み合っています。大人も正解は持っていません。世代を超えて学び合い、子どもたちと企業が共に未来をつくる取り組みです。
当社参画メンバーからの声
国内マーケティング戦略室
室長
加藤秀樹
当社では約30名ほどの社員が関わり、生徒の学びを支援しています。と、言いながら実は我々の方が多くの刺激を得て、成長のきっかけをいただいている、と言っても良いかもしれません。
そのような関わりを通じて生徒とともに成長し、新しい世界を生み出していくことに喜びと感動を覚えるほどです。
コロナ禍で難しいと感じることもありますが、出来ない理由よりも出来る可能性を信じて中高生の皆さんとともに進んでいきたいと思います。
BtoB事業企画部
石原直樹
複数の学校を訪問し、生徒たちが「どんな考えで」「どんな結論を出すのか」を見させていただきました。何度も同じ学校に訪問する機会がありましたが、訪問するたびに生徒たちが少しずつ成長していく様子を見て、私自身も普段の業務とは違う大きな刺激を受けていました。生徒たちが答えのない問いに対して悩んで出した結論が、今後の良い経験になるように全力で応援しています。学校と企業が繋がる貴重な機会、お互いの成長に繋がる良い取り組みだと感じます。