コンタクトレンズ総合メーカー メニコン

かがやけ☆あいちサスティナ研究所

かがやけ☆あいちサスティナ研究所

未来のあいちの担い手となる学生が、グローバルな視点を持って継続的にエコアクションを実施することができるよう、愛知県が立ち上げたプロジェクトです。パートナー企業から提示された環境面での取組に関する課題に対し、研究員である学生が現場での調査や企業担当者とのディスカッションを実施します。ディスカッションにより検討された解決策を成果発表会の場で企業側に提案します。
メニコンは、2019、2020年度にパートナー企業としてこのプロジェクトに参画いたしました。

「サスティナ研究所」プログラムの流れ

1. 
エントリー
プログラム参加を希望する学生達が、パートナー企業10社の中から、研究対象企業を選定し、応募します。

2. 
研究員決定・開所式
応募の中から選考され、1企業4名ずつのチームが結成され、活動がスタートします。
(各チームに研究活動をサポートするファシリテーターが1名つきます)

3. 
研究活動
<基礎講座>

・全チームが集まって資源循環・地球温暖化・生物多様性の基礎などについて学びます。

<企業環境活動研究>

・企業を計4回訪問し、会社紹介や企業概要の説明を受けるとともに、企業からの研究課題の解決策について議論を行います。

<自主ミーティング>

・学業や個々の活動の合間を縫って、研究員だけで議論を行い、企業環境活動研究後の振り返りや次回に向けた準備、解決策のブラッシュアップを実施します。

4. 
成果発表会
約半年の活動の成果をプレゼンテーションします。

2020年度の取り組み

「地球に優しい」メニコンの環境ビジネスを提案せよ

企業訪問(計5回)

自主ミーティング

成果発表会

『Eye愛傘』ずっと輝く瞳に。

・コンタクトレンズ成型の過程で大量のプラスチックが使用される事と、メニコン独自の「乾燥・粉末化」の技術に着目した。
・地元企業の食品ロス課題についても調査の上、プラスチック型と余った食品を配合してバイオマスプラスチックを生成し、「地球にも目にも優しい日傘」の生産を提案した。
・紫外線が目にも悪影響である事からジェンダーレスな日傘とし、ジェンダー平等の観点も取り入れた。

会場でプレゼンを視聴した方々の投票で選ぶ「オーディエンス賞」を受賞されました。

発表の動画はこちら

<活動を振り返って>

普段の大学生活では体験できない経験をさせていただいて、メンバー一同大きく成長することができ、オーディエンス賞という結果を残せて嬉しく思います。コロナ対策によって大学の同級生と顔を合わせる機会が少ない中で、かがやけ☆あいちサスティナ研究所の活動でお会いした方々が心の支えになりました。コロナ禍という厳しい状況下で手厚いサポートして頂いた方々と、研究活動を共にしたメンバーに心から感謝申し上げます。

チーム・メニコン リーダー
 西本匡宏様

<プロジェクトに参画して>

メニコンの環境ビジネスのきっかけはコンタクトレンズケア用品の研究開発で培った技術からでしたが、その後のビジネス展開においては本業との関わりがありませんでした。その中で今回の提案は、我々が持っている環境技術で本業とも関わりができ、目に見える形でのシナジーを示すことができるという、すばらしい提案でした。また、メンバー4名がこのプロジェクトを通じて、約5ヵ月の間に大きく成長されたことを実感じました。技術的な課題はありますが、いただいた提案を是非取り組んでいきたいと思います。

メニコン 環境バイオ部長
 藤原明士

2019年度の取り組み

「人にも動物にも環境にも優しい」メニコンの施策を検討せよ

工場見学

自主ミーティング

企業訪問(計5回)

災害時にも五感で「みえる喜び」を提供 “メル助セット”で被災者支援

・企業研究の過程で、メニコンは人・動物・環境に優しい様々な取組を行っている事がわかった
・また、近年災害が多発する中で、避難所では臭いや慣れない生活からのストレスがあり、人やペットがストレスを抱えている事がわかった
・そこで、メニコンの環境バイオ事業の技術を活かし、避難所でのストレスを解消し被災者やペットを支援するグッズ開発を提案した

<活動を振り返って>

活動を振り返って思い浮かべたのは何度も行ったメニコン本社内の会議室をお借りして行った会議です。メンバーやファシリテーターはもちろんメニコンの社員さんにも同席していただきました。メンバー同士で話し合い議論が滞るたびにメニコンの社員さんにたくさんアドバイスや体験談をいただきました。ご協力いただいた社員の皆様ありがとうございました。

チーム・メニコン リーダー
 渡辺理紗子様

<プロジェクトに参画して>

研究員のメンバーからは当初から様々な提案を受けましたが、既に取り組んでいるものが多く、新たな施策を⽴案する⼤変さを実感されたと思います。その中で、災害時の避難所で⼈が優しくなれる為にできることを、当社の事業や技術と結び付けていただけました。特に、新規事業である環境バイオ分野に注⽬いただけたことを⼤変うれしく思いました。メンバーからの提案も参考にし、今後も⼈にも動物にも環境にも優しい地球企業を⽬指してまいります。