メニコン、独自開発のバイオスティミュラント資材「なつつよし」を技術供与
~植物由来成分「シコンエキス」が、酷暑における農作物の品質・収量低下の課題を解決~
株式会社メニコンは、当社が研究開発し、クミアイ化学工業株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:横山優)へ技術供与を行った、植物由来の新規バイオスティミュラント資材「なつつよし」を販売開始したことをお知らせいたします。
近年の地球温暖化の進行に伴う夏季の酷暑は、農作物に深刻な高温障害を及ぼしており、食料生産における大きな課題となっています。メニコンは2014年より静岡大学と共同研究を実施し、染料植物である「ムラサキ」の根(紫根)から抽出された「シコンエキス」に、植物の高温障害を緩和する効果があることを発見しました。 (特許第6395244号 )
この度、農薬分野で培った高い技術力と全国的な営業網を持つクミアイ化学工業を通じて本製品を展開することで、気候変動に立ち向かう生産者の皆さまへ新たなソリューションを提供し、持続可能な農業の実現に貢献してまいります。
■「なつつよし」の作用メカニズム
本製品は、植物が本来体内で産生する「HSP(熱ショックタンパク質)」の働きをサポートすることで、暑さに対する抵抗性を高める資材です。HSPは主に次のような働きを通じて、植物の健康を維持すると考えられています。
① タンパク質の修復・分解(主な機能)
高温などのストレスで構造が傷んだタンパク質を修復したり、不要になったタンパク質の分解を促したりすることで、細胞機能を安定に保ちます。
② 活性酸素ストレスからの防御
活性酸素の処理に関わるタンパク質の働きを守ることで、高温などによる細胞ダメージを受けにくい状態づくりに貢献します。
③ 花粉稔性の維持のサポート
高温下で傷みやすい花粉の形成や受粉に関わるタンパク質の働きを保護し、受粉・結実の安定化に寄与すると考えられています。
また、事前に処理をすることで、植物が実際に高温にさらされた際に通常よりも速やかにHSPを生産できる「準備状態」にするプライミング効果※1も期待できます。
※1あらかじめ軽い刺激(本製品の処理)を与えて、植物の「防御スイッチ」を事前に入れておく現象のことです。いざ酷暑が訪れた際に、植物が迷わずスムーズに自らを守る力を発揮できるようにします。
■商品概要
商品名: なつつよし
主成分: シコン(紫根)エキス
販売開始日: 2026年2月27日
販売元: クミアイ化学工業株式会社
期待される効果: 水稲の白未熟粒の抑制、果菜類の花粉稔性低下の改善など
商品URL:https://www.kumiai-chem.co.jp/products/document/natsutsuyoshi.html![]()
■会社概要
【クミアイ化学工業株式会社】
クミアイ化学工業は、農薬メーカーとして70年以上、創造する科学を通じて「いのちと自然を守り育てる」ことをメインテーマとして、「農薬」「化成品」の創製・製造・販売に取り組んでおり、世界市場を見据えた新農薬や農業生産技術の開発を通じて、農業生産をはじめとしたさまざまな社会課題の解決に貢献しています。
https://www.kumiai-chem.co.jp/company/
【株式会社メニコン】
メニコンは、1951年に日本初の角膜コンタクトレンズを開発して以来、「より良い視力の提供を通じて広く社会に貢献する」という企業スローガンのもと、瞳の安全性を最優先に考えた研究開発、独自の高度な製造技術、そして将来にわたって快適で安心な瞳の健康をサポートするメルスプランを提供しています。レンズ素材やデザインの開発のみならず、レンズケア用品の製造、コンタクトレンズやレンズケア用品の販売までを一貫して行うコンタクトレンズ総合メーカーです。名古屋市を本拠に、世界80カ国以上で事業を展開しています。
https://www.menicon.co.jp/company/
