老視ってどんな状態?
老視のセルフチェック方法と若々しい目を保つ方法

イメージ画像 読書する女性

遠くのものは見えるのに近くのものが急に見えにくくなった、と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。このような症状は老視の可能性があります。この記事では、老視のセルフチェックの方法や目の若々しさを保つ方法をわかりやすく解説します。

老視のセルフチェック方法

「老視」セルフチェック

次のような症状が1つでも思い当たる場合は老視の可能性があります。

  • 細かい文字が見えにくい
  • メールを打つ文字に誤字が増えた
  • ペディキュアを塗るときに足の爪がはっきりと見えない
  • 値札に書かれた金額を見間違えることがある
  • レシピの文字を読みながら料理をするのが面倒
  • 夕方になると目の疲れがひどい
  • 夜になると細かい文字がさらに読みにくくなる
  • パソコンやスマホを使用するとすぐに目が疲れる
  • 読書をすると頻繁に肩がこる
  • 針の穴に糸を通すなど細かい作業が難しくなった

このような症状は、遠くのものは見えるが近くのものが見えにくい老視によって起こる可能性があります。ただしセルフチェックは目安にしかならないため、気になる症状がある場合は必ず眼科医に相談しましょう。

老視はどのようにして始まる?

老視による焦点の距離の違い

ものを見るためには、ピントを合わせる必要があります。目の水晶体と呼ばれる部分の厚みが変わることでピントが合うようになっています。水晶体の厚みは、水晶体の周りにある「毛様体筋(もうようたいきん)」によって調節されます。つまり毛様体筋が正常に働くことで、近くのものにも遠くのものにもピントが合うのです。
老視は、水晶体の弾力や毛様体筋の筋力が低下することで起こります。ピントをうまく合わせられなくなることで、近くのものが見えにくくなるのです。老視は、主に加齢によって起こります。老視の程度には個人差がありますが、一例では20歳の人が近くのものにピントを合わせるために必要な距離は約11cmですが、50歳の方では約50cmになります。

若々しい目を保つ方法

身体を鍛えて強くするのと同様に、目もトレーニングによって若々しさを保つことができます。次のような方法で老視になりにくい状態をつくりましょう。

毛様体筋を鍛える

目の断面図

老視の原因となるピントの調節不良を防ぐために、水晶体の周りにある毛様体筋を鍛えましょう。次のようなトレーニングで毛様体筋を鍛えられます。

トレーニング方法 1.まずは目をギュッとつむります。2.パッと大きく見開いて・・3.顔を動かさず、目玉をぐるりと1回転。
  • (1)目を力いっぱいつむります。
  • (2)目をパッと大きく開いてください。
  • (3)目を1回だけ回転させます。このとき、顔を動かさないようにしましょう。

これを1日約2分毎日続けて、毛様体筋の衰えを防ぐことが大切です。

目を温める

目に十分な血液が行き渡らないと、老視の進行が促されます。そのため、目の周りを温めて血液がスムーズに行き渡るようにすることが大切です。ホットタオルなどをまぶたに当てて、目の周りの血流を促しましょう。

目にいい栄養を摂る

目にいい栄養イメージ

目の老化防止には、ブロッコリーやレタスに多く含まれる「ルテイン」という栄養素が役立つといわれています。ルテインは、酸化を抑える抗酸化物質の1つです。ブロッコリーやレタスを摂る機会が少ない場合は、サプリメントで補うといいでしょう。

老視についての正しい知識

老視と言えば、高齢者がなるものというイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。また、近眼の人は老視にならないと思っている方もいるでしょう。老視について、正しい知識をお伝えします。

ピントを合わせる力のピークは10歳

ピントを合わせる力は10歳をピークに低下していくといわれています。老視を実感することが多いのは40歳頃ですが、少しずつピントの調節力は落ちていくのです。そのため眼鏡やコンタクトレンズの度数は、こまめに調節することが大切です。

近視の人は老視にならない?

年齢・調節力曲線、加齢による近点推移

近視の方は、近くのものにピントを合わせる能力があるため、老視にはならないと思っている方もいるでしょう。確かに、他の見え方をしている人と比べて老視の進行は緩やかです。しかし老視にならないわけではないため、見え方の変化には常に気をつけておくことが大切です。

30代で老視にはならない?

老視は40代から症状が現れ始めることが多いとされています。しかし中には30代から症状が現れ始め、近くのものが見えにくくなる方もいるのです。見えにくいまま放置すると目の疲労感が強くなることもあるため、見えにくさを感じた場合は早めに眼科医に相談しましょう。

60歳でも老視は進行する?

60歳頃になると1メートル以上離さないと、ものが見えない状態になりがちです。ここまで老視が進行すると、老眼鏡などを常に使用している状況となるため老視の進行には気づきにくいでしょう。しかし60歳を超えても老視の進行は止まることがなく、緩やかに進行していきます。そのため見え方の変化が起きた場合は、老眼鏡などのピントを調節することが必要です。

老視の方にはコンタクトレンズがおすすめ

老視の方にコンタクトレンズがおすすめ

老視の方には、遠近両用コンタクトレンズがおすすめです。コンタクトレンズの装用は面倒に感じる方もいるかもしれませんが、実は眼鏡ではなくコンタクトレンズを選ぶメリットは多くあるのです。

アクティブなスポーツに支障をきたさない

コンタクトレンズであれば、ゴルフやテニス、野球などアクティブなスポーツに支障をきたしません。眼鏡だとアクティブに動くとズレてしまうため、プレイに集中できないでしょう。コンタクトレンズを装用することで思いっきり楽しめるようになります。

細かい作業に抵抗がなくなる

老視で手元がボヤけるようになると、細かい作業に抵抗が出てくるようになります。また趣味で編み物をしている方の場合は、針の穴に糸がなかなか通らず、編み物を楽しめなくなるかもしれません。眼鏡をかけて下を向くとズレてしまうことがありますが、コンタクトレンズにはそのような心配がないのです。細かい作業や趣味を楽しめるようになるでしょう。

細かい文字を読みやすくなる

新聞や本を読むときに下を向くと眼鏡がズレてしまいます。コンタクトレンズを装用して、下を向いて細かい文字を読むことに抵抗がなくなると、新聞を読むことや読書も楽しめるようになるでしょう。また旅行のガイドブックを読みながら旅行を楽しむこともできます。
ただしコンタクトレンズは眼鏡と比べて矯正力が強いため、老視の初期段階の方は眼鏡の方が見やすい場合があります。矯正力が強すぎるコンタクトレンズや眼鏡は、疲れ目の原因です。自分の目の状態を知るために、まずは眼科を受診しましょう。

まとめ

老視になると、近くのものを見るために距離をしっかり離すことになります。小さな文字を読みにくくなったり、細かい作業が苦手になったりするなど、生活への影響は少なくありません。近視の方でも老視が緩やかに進行するため、眼鏡やコンタクトレンズの度数はこまめに調節しましょう。老視の初期段階は眼鏡、ある程度進行してからは遠近両用コンタクトレンズがおすすめです。まずは眼科を受診して、自分の目に合った矯正方法を確認しましょう。

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