間違った使用は目のトラブルのもと!コンタクトレンズのトラブル例 | コンタクトレンズのメニコン

間違った使用は目のトラブルのもと!
コンタクトレンズのトラブル例

コンタクト装着イメージ

コンタクトレンズは高度医療機器に分類され、正しく使わなければ人体へのリスクが大きいとされています。コンタクトレンズの間違った使用や不十分なお手入れは、目のトラブルに繋がります。対策のためにも、どのようなトラブルが起こり得るのか知っておきたいですよね。そこで今回はコンタクトレンズで起こり得るトラブルについて、原因別にわかりやすく解説します。

瞳に酸素が不足すると角膜内皮細胞に悪影響がある

角膜内皮細胞

瞳は呼吸をしており、酸素を取り込むことで機能を維持しています。コンタクトレンズをつけると瞳への酸素の供給が不足します。これは仕方のないことですが、目の酸素不足が長期間にわたって続くと、透明な角膜を維持する角膜内皮細胞が減少する恐れがあるのです。角膜内皮細胞は、再生されることがないため、一度減少すると角膜の透明性が失われてしまいます。
そうすると角膜がこれ以上酸素不足にならないように、血管が角膜にまで伸びてくることもあります。このような事態を防ぐために、コンタクトレンズごとに定められた装用時間と使用期限を守ることが大切です。装用のルールを守らずに使用し続けると、目にダメージが及びます。できるだけ酸素を多く通すタイプのコンタクトレンズを使うことも対策のひとつです。

コンタクトレンズの汚れが眼病の原因になる

コンタクトレンズの汚れ

コンタクトレンズは、1日使い捨てタイプの1dayを除き、毎日丁寧にケアしなければなりません。コンタクトレンズには、涙に含まれるタンパク質や脂肪、カルシウムなどが付着しています。ケアを怠ると、これらの汚れを取り除けずコンタクトレンズにダメージを与えてしまうのです。
ソフトタイプのコンタクトレンズは、表面についた汚れが内部に入り込み、取り除けなくなります。ハードタイプのコンタクトレンズの場合は、普段のケアではタンパク質を取り除けなくなり、白く濁ったり、視力を低下させたりする恐れがあります。汚れは、お手入れのときやコンタクトレンズを落とすなどしてついた傷に付着しやすいため、毎日チェックすることが大切です。

コンタクトレンズの種類に合わせて適切にお手入れをしましょう。2weekや1monthのコンタクトレンズを使用する際に、しばらくしたら交換するからといって、すすぎ洗いをせずに保管することはトラブルに繋がります。

使用方法を守らないと眼病の原因になる

眼病

コンタクトレンズの汚れをしっかり取り除けていても、目に合わないコンタクトレンズを使用していたり取り扱い方法を守らなかったりすると、目のトラブルのリスクが高まります。目が傷ついたり、傷から細菌が入ったりすることもあります。爪を立ててコンタクトレンズを使用したり、落としたコンタクトレンズをそのまま使ったりすることは避けましょう。
目のコンディションには個人差があるため、自分に合ったコンタクトレンズを選ぶ必要があります。そのためにも、まずは眼科医による検査を受けてください。その後、自分に合ったコンタクトレンズを正しく使用していても、3ヶ月に1回は定期検査を受けましょう。
視力や涙液の量の他、目のトラブルが起きていないかチェックしてもらえるため、病気の早期発見に繋がります。またコンタクトレンズの汚れ具合や傷の有無などを見て、取り扱い方法やお手入れ方法を指導してくれます。特に症状が現れていなくても、視力が低下しておりコンタクトレンズが合わなくなっていたり、目のトラブルが起きていたりすることもあるため、必ず定期検査を受けましょう。

コンタクトレンズによるトラブル例

コンタクトレンズによるトラブル例

コンタクトレンズには、傷や汚れ、破損などが起こることがあります。そのまま使用を続けると目の病気のリスクが上がります。目に起こり得るトラブルの例を紹介します。

巨大乳頭結膜炎

コンタクトレンズに付着した汚れによってアレルギーが起こり、上まぶたの裏側に巨大なぶつぶつができるトラブルです。

角膜ステイニング

角膜が傷ついた状態です。規定を超えて長時間装用したり、目との相性が悪いケア用品を使ったりした場合に起こり得ます。

角膜浸潤

角膜が傷つき、そこから細菌や真菌が侵入した状態です。コンタクトレンズの長時間の装用や、つけたまま寝るなどしたことによる酸素不足、不十分なケアによる汚れなどが原因です。

角膜血管新生

角膜が慢性的に酸素不足になることで、酸素を補給しようと角膜へ血管が伸びてくるトラブルです。

このようなトラブルは、自己判断することができません。自覚症状が少なく、気づかないうちに進行しているケースもあります。そのため3ヶ月に1回は定期検査を受けて、トラブルを早期発見することが大切です。もちろん定期検査だけではトラブルの直接的な対策にはなりません。日々、正しくコンタクトレンズを使用し、適切な方法で洗浄・保管する必要があります。
少しでも違和感や痛みなどの症状がある場合は、コンタクトレンズの使用をすぐに中止して眼科を受診しましょう。

まとめ

コンタクトレンズは、正しく使わなければ目の病気を招く恐れがあります。角膜に傷がつき、細菌や真菌が侵入したり、上まぶたの裏側に大きなぶつぶつができたりします。コンタクトレンズを正しく使用し、適切に洗浄・保管することで、トラブルのリスクを抑えられるでしょう。さらに3ヶ月に1回は定期検査を受けて、目のトラブルの早期発見を心がけることが大切です。

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