子どものコンタクトレンズ

「眼の力」を鍛えたら
スポーツがもっと好きになる!

スポーツをする際に重要なものといわれると、何を思い浮かべますか?
筋力、スタミナ、トレーニングなどはもちろん、
道具やセンスなど、さまざまなポイントが浮かぶことでしょう。
もちろんそれらも大切な要素の一つ。
でも実は、スポーツをする上で特に重要なポイントとなるのは「見る力」なのです。

スポーツをする上で重要となる「眼の力」

スポーツビジョンとは?

スポーツビジョンとは、“スポーツをする上で必要とされる総合的な「見る力」”を指します。
スポーツで必要な眼の力というと「動体視力」が知られていますが、
これもスポーツビジョンの一つです。
そのほかにも「深視力」や「周辺視」などさまざまな評価項目があります。

スポーツビジョンの主な評価項目

  • KVA動体視力

    遠くから近くへ直前的に近づいてくる
    目標を素早く見極める能力。

  • 眼と手の協応動作

    眼で見たものに対して素早く
    正確に反応し、手と連動させる能力。

  • 瞬間視

    一瞬のうちに、どれだけの情報を
    把握できるかの能力。

  • 深視力

    複数の目標物の位置関係を
    把握する立体視能力。

  • 周辺視

    周囲の状況を認識するために
    必要な能力。

  • リアクション反応

    眼で見たものに対して
    素早く反応する能力。

スポーツビジョンと競技の関係性

競技によって視機能の重要度スコアは違いますが、「眼と手の協応動作」や「周辺視」は
比較的どの競技においても重要な能力となっています。

競技別視機能重要度スコア表
スコア:1→5になるに従って重要度が増す

競技別視機能重要度スコア表
スコア:1→5になるに従って重要度が増す
静止視力 DVA
動体視力
眼球運動 深視力 周辺視 眼と手の
協応動作
野球(打撃) 4 5 5 5 5 5
野球(投手) 3 2 3 3 5 4
バスケットボール 3 3 4 5 5 5
サッカー 3 4 5 5 5 5
テニス 4 5 5 5 5 5
ゴルフ 3 1 4 5 5 5
体操 1 3 3 5 5 5
ボクシング 2 2 5 3 5 5

出典:American Optometric Association

視力とスポーツビジョンの
関係性

メニコンでは、小学生・中学生
計50名を対象にスポーツビジョンを測定し、
視力1.0以上、1.0未満で視力別による
結果の比較をおこないました。 ※メニコン調べ

KVA動体視力

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KVA動体視力がよいと・・・高速で近づくボールも認識しやすくなり、打撃率があがるかも!

**1%の有意水準で統計学的に差がある

深視力

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深視力がよいと・・・ゴールまでの距離感がつかみやすくなり、3ポイントシュートの成功率があがるかも!

**1%の有意水準で統計学的に差がある

眼と手の協応動作

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眼と手の協応動作がよいと・・・速いボールにも素早く対応できるようになり、正確なレシーブが打てるかも!

リアクション反応

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リアクション反応がよいと・・・相手の動作に素早く対応できるようになり、シュートのセーブ率があがるかも!

*5%の有意水準で統計学的に差がある

瞬間視

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瞬間視がよいと・・・一瞬の動きに反応できるようになり、相手の隙を突いて1本取れるようになるかも!

周辺視

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周辺視がよいと・・・周囲の状況や相手のポジショニングを把握できるようになり、効果的なドリブルコースでゴールまで突破できるようになるかも!
多くの評価項目で、視力がよい方が
スポーツビジョンの測定値も
高くなる結果となりました。
特にKVA動体視力や深視力では
大きな差が生じています。
このことからもスポーツ力を向上させるには、
まず視力の矯正が大切といえます。

スポーツビジョンを鍛えるには

プロのスポーツ選手も実践してる! ビジョントレーニングを取り入れよう!

スポーツの世界では「見る力」は欠かせないもの。
スポーツをする子どもが「見る力」の
トレーニングをすることで、
視覚機能や体のバランスを
強化することができるといわれています。
視力矯正と合わせて、意識的に
ビジョントレーニングを取り入れてみましょう!

トレーニングA 衝動性眼球運動

衝動性眼球運動

トレーニングB 追従性眼球運動

追従性眼球運動

ビジョントレーニングの効果を検証!

視力1.0以上の小学生・中学生26名を対象に
ビジョントレーニングの回数別による、
効果検証を実施しました。 ※メニコン調べ

トレーニングの少ない群

トレーニングの少ない群

平均10日に1回実施

どちらも
視力は
1.0以上

トレーニングの多い群

トレーニングの多い群

平均3日に2回実施

トレーニングの多い群

KVA動体視力の場合

遠くから近くへ直前的に近づいてくる目標を素早く見極める能力。

**1%の有意水準で統計学的に差がある

初回計測時はどちらも同じ数値だったのに対して、
1年後にはトレーニングを多く実施した方が、
少ない群と比べて動体視力が0.17ほど向上しています。
ビジョントレーニングは即時に効果が出るのではなく、
継続して取り組むことが重要と分かる結果になりました。

周辺視

遠くから近くへ直前的に近づいてくる目標を素早く見極める能力。

*5%の有意水準で統計学的に差がある

トレーニングの少ない群の方がよい結果でスタートし、
6ヵ月で計測タイムが0.4秒速くなったのに対して、
1年後は6ヵ月後と比べて0.2秒遅くなっています。
トレーニングを多く実施した群は、
6ヵ月で計測タイムが1.1秒速くなっていますが、
その後半年はなかなか効果が見られず横ばいという結果に。
ビジョントレーニングは継続して実施することが大切です。

まとめ

視力のよい子どもは、
ビジョントレーニングを
継続して実施することで、
より「見る力」の向上に
つながっていることが分かります。
競技によって必要な視覚機能は異なりますが、
子どものスポーツパフォーマンス向上には
視力が大きく関わっています。
メニコンでは、
より集中してスポーツに取り組めるように、
小学生のキッズ世代・中学生のジュニア世代の
コンタクトレンズデビューを応援しています。
また、子どもの間は視力が変わりやすいため、
定期的に視力を確認していきましょう。
  • お子さまのコンタクトレンズの
    ご相談はこちらから!

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