スポーツをする際に重要なものといわれると、何を思い浮かべますか?
筋力、スタミナ、トレーニングなどはもちろん、
道具やセンスなど、さまざまなポイントが浮かぶことでしょう。
もちろんそれらも大切な要素の一つ。
でも実は、スポーツをする上で特に重要なポイントとなるのは「見る力」なのです。
スポーツをする上で重要となる「眼の力」
スポーツビジョンとは、“スポーツをする上で必要とされる総合的な「見る力」”を指します。
スポーツで必要な眼の力というと「動体視力」が知られていますが、
これもスポーツビジョンの一つです。
そのほかにも「深視力」や「周辺視」などさまざまな評価項目があります。
競技によって視機能の重要度スコアは違いますが、「眼と手の協応動作」や「周辺視」は
比較的どの競技においても重要な能力となっています。
競技別視機能重要度スコア表
スコア:1→5になるに従って重要度が増す
競技別視機能重要度スコア表 スコア:1→5になるに従って重要度が増す |
静止視力 | DVA 動体視力 |
眼球運動 | 深視力 | 周辺視 | 眼と手の 協応動作 |
---|---|---|---|---|---|---|
野球(打撃) | 4 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
野球(投手) | 3 | 2 | 3 | 3 | 5 | 4 |
バスケットボール | 3 | 3 | 4 | 5 | 5 | 5 |
サッカー | 3 | 4 | 5 | 5 | 5 | 5 |
テニス | 4 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
ゴルフ | 3 | 1 | 4 | 5 | 5 | 5 |
体操 | 1 | 3 | 3 | 5 | 5 | 5 |
ボクシング | 2 | 2 | 5 | 3 | 5 | 5 |
出典:American Optometric Association
メニコンでは、小学生・中学生
計50名を対象にスポーツビジョンを測定し、
視力1.0以上、1.0未満で視力別による
結果の比較をおこないました。
※メニコン調べ
**1%の有意水準で統計学的に差がある
**1%の有意水準で統計学的に差がある
*5%の有意水準で統計学的に差がある
視力1.0以上の小学生・中学生26名を対象に
ビジョントレーニングの回数別による、
効果検証を実施しました。
※メニコン調べ
トレーニングの少ない群
平均10日に1回実施
トレーニングの多い群
平均3日に2回実施
**1%の有意水準で統計学的に差がある
*5%の有意水準で統計学的に差がある