子どものコンタクトレンズ

全体監修:筑波大学医学医療系眼科准教授　平岡孝浩

気づいて子どものサイン！子どもたちは、無意識に視力の
変化のサインを発しています。

小学生や中学生の子どもは視力が安定しづらく、定期的な確認が必要です。
子どもたちは日々の暮らしの中で、無意識に視力の変化のサインを発しています。
そのため、子どもたちの変化に、親御さんが気づいてあげることが大切です。

子どもが
目を細めることが
多い
子どもが
目をよくこする
子どもが
明るい場所で
まぶしがる
子どもが
飽きっぽく
なっている
子どもが
片目をよく
つむっている
子どもが
目をパチパチ
させている
子どもの
集中力が
低下している
子どもが
テレビやゲームの
画面に近づいて
見ている

その他、小学生・中学生世代の、ジュニアスポーツにおける子どもの変化も！

※一部のスポーツ選手の所見です。
出典：愛知工業大学研究報告第39号B平成16年「スポーツ選手の視力と視力矯正に関する実態調査」　愛知工業大学名誉教授石垣尚男　より改編

サッカー
野球
バスケットボール
バレーボール
ラケット系スポーツ
剣道

・対戦相手の選手を見失う

・仲間の動きがよく見えない

・遠近感をつかめず、
対戦相手にボールを奪われる

・（間違えて）対戦相手に
　パスをしてしまう
・周りの人の動きやボールの
バウンドのタイミングが見える

・ボールが来た時、
トラップしやすい

・視野が広がり、逆サイトなど
遠くまで見える

・打球が二重に見えて
エラーをする

・ピッチャーが投げたボールの
遠近感が分からない

・遠くから飛んでくるフライが
見えづらい
・キャッチャーのサインが
よく見える

・ボールの動きが見やすい

・攻撃や守備など、
瞬時の反応や判断をしやすい

・ゴロがよく見えて、
距離感をつかみやすい

・シュートの時、ゴールまでの
距離感をつかみにくい

・得点や残り時間が見えづらい

・遠くの選手や背番号が
見えづらい
・シュートの成功率が向上する

・ボールの動きや
相手の動きが分かる

・パス相手の位置を
正確に判断できる

・ボールの上がった高さが
分かりづらい

・サインを見間違える

・サーブを受ける時、
ボールが近くに来るまで
どこにいったか分からない

・ボールとの距離感がわからず
空振りした
・ボールの見え方がぶれない

・サインを見間違えることがない

・スパイクやサーブの
コースがよく見える

・ボールがはっきり
見えるので、
確実にミートしやすい

・速いボール・シャトルに
目が追いつかない

・ラケットを振り遅れる

・相手のラケットに
ボール・シャトルが当たる
瞬間が分からない
・（よく見えるようになり）
判断の遅れが減少する

・相手の動きやボールの回転、
シャトルがよく見える

・ボールが飛んでくる時の
距離感がつかめる

・コートの遠いラインもよく見える

・対戦相手の技に反応が遅れる

・対戦相手が出てくるところが
ぼやけて見えない

・対戦相手の表情が見えない
・対戦相手の動きがよく見える

・遠近感がハッキリする

・対戦相手の表情の変化や
竹刀の動きが見える

お子さまのスポーツ中の変化に心当たりがある場合、お子さまの視力に変化が起きているかもしれません。
そのようなときは一度眼科医の診察を受け、適切な視力矯正を考えましょう。
人と接触する可能性のあるスポーツによっては、メガネだと破損やケガの恐れがありますが、
コンタクトレンズだとその心配も少なくなります。
スポーツに適したソフトコンタクトレンズなら、激しく動いてもメガネのようにズレることがなく、
子どもたちが運動に集中でき、小学生・中学生世代でのスポーツ技術の向上にもつながります。