コンタクトレンズ百科事典|コンタクトレンズのメニコン

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原料から見たコンタクトレンズ素材 :

2.コンタクトレンズ素材の分子構造


レンズ素材は、高分子という分子量が10000以上ある長い鎖でできています。この鎖同士が1本1本独立していると、コンタクトレンズとして使用する際に、素材の中から抜け出てしまうことがあります。
このため、鎖同士を化学的に橋渡し(架橋)し、サッカーのゴールネットのような、三次元の網目構造にすることで、水を三次元の網目の中に包み込んで逃がさず、鎖も抜け落ちない性質を作り出しています。


コンタクトレンズ素材の分子構造
(シリコーンハイドロゲル・ソフトS・ソフト72)




コンタクトレンズ素材は、化学的な『架橋』と言われる網目構造を持ちます。
このため、ハードレンズは、高い形状維持性を持ちます。
ソフトレンズは、水溶液を包み込んで柔らかくなり、一方、内部の成分が水に溶けだすことがない状態を実現しています。

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