よくある質問

オルソケラトロジー及び治療について

費用はどの位必要ですか?

オルソケラトロジーは医師の裁量に基づく近視治療の一環になり、眼科によって費用が異なる場合があります。

キャンセル、破損、紛失、処方交換は?

オルソケラトロジー治療は医師の裁量に基づく近視治療の一環になり、眼科によって保証が異なります。

オルソケラトロジー治療を装用し、就寝中に起きた時は見えますか?

レンズに度数は入っていませんが、角膜の最終的に矯正される曲率とレンズの内面側のカーブがほぼ同じである為、眼を開けたら見えます。したがいまして、夜中(装用中)に起きても見えます。

どのくらい睡眠時間が必要ですか?

適切な近視矯正効果を得るためには、個人差がありますが毎日6時間程度の装用が必要です。

寝ている時の姿勢によって効果の違いはありますか?

オルソケラトロジーの効果が最も良いレンズの安定位置は角膜の中央に安定することです。レンズがずれてしまうとオルソケラトロジーの効果が表れません。そのため、伏せて寝る方は注意が必要であり、横向きは注意が必要になります。

定期検査は装用して来院するのでしょうか?

定期検査は裸眼の状態で来院をお願いします。レンズケースにオルソケラトロジー治療を保存して持参してください。

毎日装用する必要はありますか?

矯正効果が安定するまで毎日装用します。矯正効果には個人差があります。

すぐに効果が現れますか?

効果については個人差がありますが、治療開始直後(数日間)は長い時間の効果は得られません。 最初は夕方には視力が少し落ちる事もあります。

オルソケラトロジーで効果があるのは近視だけですか?

今のところ、 日本国内で厚生労働省の認可を受けているのは近視と近視性乱視を対象としたオルソケラトロジー治療だけです。

誰でもオルソケラトロジー治療を使用することはできますか?

すべての方にお使いいただけるわけではありません。使用を始める前に、眼科専門医が眼の健康状態、近視の度合い、角膜の形状などを検査し、使用の可否を判断します。オルソケラトロジーガイドラインでは-4.00Dまでの近視あるいは近視性乱視に適応できることが確かめられています。

レンズの使用による合併症が起こることはありますか?

オルソケラトロジー治療の装用に起因する角膜感染症などの重篤な合併症はこれまでに報告されていません。しかし、レンズを適切に使用していなかったり、レンズやレンズケースを清潔に保っていなかったりする場合には、通常のハードコンタクトレンズと同等の合併症が起こり得ることはありますので、定期検査を必ず受け、眼科医の指示を守りレンズを正しく使用してください。

どれくらい診察に通わなければなりませんか?

まず、オルソケラトロジー治療の装用に適しているか、適正検査を受ける必要があります。 検査の結果、適していると判断されたら、装用開始翌日、1週間後、2週間後、1ヵ月後、3ヵ月後、以降は3ヵ月間隔で定期検査を受ける必要があります。 効果的な治療はもとより、安全で快適にオルソケラトロジー治療を装用するためにも定期検査は必ず受けるようにしてください。

治療を途中でやめた場合、近視はどうなるのですか?

レンズを使用していた期間や個人の眼の状態によって異なりますが、おおむね2週間から1ヵ月程度で角膜は治療を始める前の状態へ戻ります。

強度の近視なのですが、治療を受けることはできますか?

オルソケラトロジー治療による治療は軽度の近視患者様を対象としておりますが、治療の可否については、眼科専門医が様々な検査を実施して総合的に判断します。

どうして就寝中にコンタクトレンズを装用すると、近視が矯正できるのですか?

オルソケラトロジー治療は、レンズの中央部分がやや平らになった特殊なデザインをしています。就寝中に装用することにより、眼の角膜の形状をやや平らにさせ屈折を変え近視を矯正します。角膜の形状は一定の間維持されるのでレンズをはずした後も日中裸眼で過ごすことが出来るのです。

レーシックなどの屈折手術とは何が違うのですか?

レーシックは手術による矯正ですが、オルソケラトロジーは、角膜の上皮を変形させて視力を矯正します。
そのため、レーシックでは角膜形状は元に戻りませんが、オルソケラトロジーでは治療を中止すれば、おおむね治療開始前の眼の状態に戻リます。

現在、コンタクトレンズを装用していますが、オルソケラトロジー治療をすぐに開始できますか?

何年にもわたりコンタクトレンズを装用している場合、装用によって角膜形状が本来の形状と異なっていることがあります。そのため、装用していたレンズの影響を取り除いた状態で適応を確認するための検査を行うことが必要になります。

オルソケラトロジー治療中の運転免許の扱いはどうなりますか?

警察庁交通局運転免許課より、オルソケラトロジー治療使用者に対して以下の通達がされています。それによれば、治療中の運転免許は「眼鏡等」の条件付きになります。

・運転免許取得、更新時の視力検査に裸眼で合格していても、運転免許証の『免許の条件等』には『眼鏡等』と記載されます。
・視力検査時には、検査担当者にオルソケラトロジー治療を使用している旨を申告しなければなりません。
・『眼鏡等』の記載をなくすためには、オルソケラトロジー治療を完全に中止した上で、裸眼で視力検査に合格する必要があります。
・ オルソケラトロジー治療中でも、基準の視力が得られていない場合は、裸眼で運転すると免許の条件違反となります。

オルソケラトロジー治療について

オルソケラトロジー治療を中止や中断した場合のレンズの扱いは?

オルソケラトロジーは近視治療の一環であり、医師の指導を受けずに使用することはできません。その為、中止した場合は眼科にレンズを返却していただきます。また、近視治療を中断した場合はレンズを保存ケースに保管し、近視治療再開の検査を受けて頂く必要があります。

レンズのトライアルを行うことはできますか?

トライアルの期間などは、眼科によって異なる場合があります。

レンズの保管で注意することはありますか?

車のダッシュボードなど、高温になる場所に長時間放置しないでください。レンズが変形することがあります。

一般的にコンタクトレンズは寝る時にははずすように言われていますが、夜間に装用しても大丈夫ですか?

オルソケラトロジー治療は高酸素透過性の素材を使用しているため酸素の供給に関しては問題ありませんが、使用中に気になることがあれば眼科を受診していただきますようお願いいたします。

レンズをつけると、痛みを伴いますか?

ハードタイプのレンズですから異物感(ゴロゴロ感)はあります。処方前検査時にレンズを1時間装用します。まず、その時点で慣れるかの判断を行います。

どんなケアが必要ですか?また、ケア用品はどんなものを使えばよいですか?

オルソケラトロジー治療のケアの方法は、一般的なハードコンタクトレンズと同じです。しかし、レンズの内側が特殊な形状をしており汚れが付きやすいため、洗浄時にはこすり洗いが必要です。

レンズの使用期限(有効期限)はありますか?

レンズの扱い方には個人差があります。また、眼の状態によってレンズデザインの変更が必要になる場合もあります。定期的に検査を受けて、レンズの状態を確認してもらい、治療を受けている眼科の指示に従ってください。

医療関係者向け製品情報を見る
ページの先頭に戻る