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眼科の基礎知識
角膜

1.角膜の形状と感覚

一見しただけでは角膜は普通、球面形に考えられやすいが、実際には非常に複雑な曲 率をした非球面構造であると共に乱視が通常あり、水平、垂直、あるいは他の角度に 強主経線、弱主経線があって、曲率半径はそれぞれ異なっている。

人眼の角膜前面についての曲率構造の分析では、次のようになっている。

  1. 光学中心
    幾何中心より0.2〜0.6mm鼻側かつ0.2mm上側にある。
  2. 幾何中心
  3. 中央光学部 4〜6mm
  4. 低位部 3mm
  5. 高位部 1〜2mm
  6. 角膜輪部

角膜の曲率半径は一定でなく、中央光学部においては曲率半径は小さく、低位部、高位部に移行するにしたがって曲率半径は大きくなっていくのが一般的である。 したがって、角膜曲率半径は中央部より周辺部の方が大きく、また鼻側と耳側では耳 側の方が曲率半径が大きい。


成人の角膜はほぼ円形であるが、水平径約11.5mm、垂直径約10.5mm、厚みは中 央部0.5mm、周辺部約0.7mmである。

角膜の表面感覚は位置によって異なっており、痛覚、冷覚に対しては鋭敏である。痛 覚、冷覚の角膜知覚は中心部の方が周辺部より鋭敏である。


2.角膜組織図


角膜は上皮、ボーマン膜(外境界板)、実質(固有質)、デスメ膜(内境界板)、内 皮の5層より成っている。

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