コンタクトレンズ百科事典|コンタクトレンズのメニコン

コンタクトレンズのメニコン HOME >  コンタクトレンズ総合資料室 >  コンタクトレンズ百科事典

コンタクトレンズの素材と特徴 :
3.コンタクトレンズの酸素透過性


酸素が素材を透過するということは、素材に酸素が溶けこみ(溶解)、素材中を酸素 が移動していく(拡散)ことである。 酸素の素材への溶けこみやすさを溶解度係数(mL O
2/(mL×mmHg))で表し、素材中の酸素の移動のしやすさを拡散係数(cm2/sec)で表す。 酸素透過係数は、溶解度係数 (k)と拡散係数(D)の積で求められるためDk値といわれ、単位は(cm2/sec)・(mL O2/(mL×mmHg))となる。したがって、酸素が素材に溶けこみやすく中を移動しやすい素材ほど、Dk値は高くなる。

酸素透過性を向上させるために、ハードコンタクトレンズの場合は分子間隙を大きくすることや、酸素との親和性が高い成分を使用することがなされている。 また、含水性ソフトコンタクトレンズの場合は、レンズに含まれる水分に酸素が溶けこみ、 水中を酸素が移動することにより酸素が透過しているため、含水率を高めることにより酸素透過性を向上させている。

新しく登場したシリコーンハイドロゲル素材のソフトコンタクトレンズは、従来の含水性素材とは異なる作用をもたらす新しい分類の材料で、ハードコンタクトレンズ並みに酸素を透過させるシリコーンと含水性ソフトレンズのやわらかさといった2つの特長を合わせ持った新素材です。


酸素透過係数一覧(ISO電極法による測定値)

  商品名 Dk値(×10ー11
1日使い捨てレンズ メニコン1DAY 19
2週間交換型コンタクトレンズ 2WEEKメニコンプレミオ 129
1ヵ月交換型ソフトレンズ マンスウエア 34
ハードコンタクトレンズ メニコンティニュー 163
メニコンZ 163
メニコンアイスト 163
メニコンセレスト 163
メニコンEX 64
ソフトコンタクトレンズ メニコンソフトS 34
メニコンソフト72 34
メニコンソフトMA 9
単位(cm2/sec)・(mLO2/(mL×mmHg))
酸素透過機構の模式



  BACK