長い時間装用しても、乱視用レンズの軸安定が維持できるハイブリッドトーリックデザインを採用。快適かつ安定した見え方が得られます。
まぶたがレンズを覆う領域を考慮し、特にレンズ上下部を薄く設計(ダブルスラブオフ)。まぶたへの刺激を低減することで、ストレスフリーで良好な装用感を実現しました。
乱視用レンズながら、直径は14.0mmとコンパクトな設計。レンズのはめ外しも容易です。
中心厚みを薄くすることで、装用感の向上に加え、高い酸素透過率を実現しました。
近視や遠視と並んでよく耳にする「乱視」。しかし、そのしくみについてきちんと理解されている方は意外に少ないのではないでしょうか。そこで、ここでは乱視の基本的なしくみと矯正についてわかりやすくご紹介したいと思います。
私たちの目の構造は、カメラによく似ていると言われます。レンズにあたるのが透明な角膜(黒目)と水晶体で、フィルムにあたるのが網膜です。眼に入ってきた光は、まず角膜と水晶体で屈折して網膜に像を結びます。そして、視神経を通して脳に伝えられ、はじめて物を見ることができるのです。
通常、正視(正常な眼)では、眼に入ってきた光が網膜でぴったり像を結びます。
近視の眼では、網膜より手前に像を結びます。
遠視では網膜より後ろに像を結びます。
しかし、乱視の眼では1点に焦点が合わず像を結べません。このため、乱視ではモノが二重に見えたり、ぼやけて見えるのです。
乱視は、大きく分けて「正乱視」と「不正乱視」に分けられます。「正乱視」は、角膜と水晶体の差からくるゆがみにより光が2ヵ所で焦点を結ぶ乱視です。一方「不正乱視」は、病気や傷などにより角膜が凸凹になり、どこにも焦点を結ばない乱視で、コンタクトレンズでは矯正ができないものもあります。単に乱視という場合、ほとんどは「正乱視」を意味しますので、ここでは「正乱視」について説明します。
「正乱視」の眼は、角膜がラグビーボールのようにだ円形にゆがんでいることが多いです。そのため、一点に焦点が合わず、二重に見えたりぼやけて見えたりするのです。「正乱視」のうち、縦に入った光が横に入った光よりも先に(角膜寄り)ピントが合うものを「直乱視」、横に入った光が縦に入った光よりも先に(角膜寄り)ピントが合うものを「倒乱視」、それ以外のものを「斜乱視」といい、それぞれ見え方が異なります。日本人には「直乱視」が多いと言われています。
ほぼ球状
ラグビーボールを横に置いたような形 軸は90°
ラグビーボールを縦に置いたような形 軸は180°
すべての線が均一に見える
縦の線が濃く見える
横の線が濃く見える
斜めの線が濃く見える
乱視の検査に用いる検査表。乱視がある場合、線は濃く見えたり、二重に見えたり、ぼやけて見えたりします。
乱視はコンタクトレンズでの矯正が可能です。以前は、硬く光学性の高いハードコンタクトレンズが主流でしたが、現在では乱視矯正専用のソフトレンズ(トーリックレンズ)が開発されています。
※
コンタクトレンズでの矯正が適さないタイプの乱視もあります。
乱視は、種類によってゆがみの方向性、つまり二重に見えたり、ぼやけたりする向きが異なります。そのため、トーリックレンズは乱視の種類に合わせて見え方を矯正する度数(光を折り曲げる方向)が違う設計になっています。ですから、レンズが眼の中で回転し、レンズの度数が入っている方向がズレてしまうと正しい視力矯正ができません。そのため、トーリックレンズでは、レンズ上下の厚みを変えたり、レンズの一定方向に重心を持たせるなどレンズの回転を防いで常に安定した見え方を保つためのさまざまな工夫がされています。
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