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平成14年11月
大切なペットの瞳を治す
「メニわん治療用コンタクトレンズ」を
11月1日(犬の日)より発売

〜国内メーカーでは初。様々な犬種・猫種に対応〜

人だけでなく、ペットに対しても
「目にたずさわる責任」

コンタクトレンズ製造・販売の株式会社メニコン(本社・名古屋市中区葵三丁目21番19号、代表取締役社長:田中英成)は、11月1日の「犬の日」に合わせ、犬・猫の治療用コンタクトレンズ「メニわん治療用コンタクトレンズ」を発売します。
当社は創業以来、研究開発型企業として主にコンタクトレンズ及びコンタクトレンズケア用品の開発と製造・販売を手がけてきました。この研究開発に取り組む姿勢、また安全で快適なコンタクトレンズの販売を通じ、コンタクトレンズ市場において多くのユーザーからご支持をいただいています。「お客様の安全を最優先する」という視点から「安全哲学」を基軸とした企業活動を推進していますが、この企業姿勢は何も人間だけに限ったものではありません。眼科医療に携わるパイオニア企業として、家族の一員ともいえるペットのビジョンケアについても当社は積極的に取り組み、1997(平成9)年に日本で初めてイヌ用眼内レンズ「メニわんレンズ」※を発売しました。そして、今回の「メニわん治療用コンタクトレンズ」は、動物用医療用具としては当社にとって2番目の製品になります。

※メニわんレンズ:白内障治療用の眼内レンズ。手術時に摘出した水晶体の代わりに挿入するレンズ。1997年に発売開始。



痛みをやわらげ、回復を早める
「メニわん治療用コンタクトレンズ」

「メニわん治療用コンタクトレンズ」は、睫毛乱生(しょうもうらんせい:逆まつげ)により睫毛が角膜を刺激し発症する角膜疾患、草むらなどで角膜にキズをつけてしまったケースなどに装用、外界からの刺激や乾燥から角膜を守るとともに、疼痛をやわらげ、角膜の最も表面側にある角膜上皮の再生を促す働きを持つコンタクトレンズです。いわば角膜の上をおおう、眼帯もしくは絆創膏(ばんそうこう)のようなものといえます。そのため、視力を矯正するコンタクトレンズとは異なり、度数は入っていません。
犬・猫における角膜障害の治療法は、現在点眼が主です。しかし完治に時間がかかること、治療中に激しい疼痛を伴うため、ペットが落ち着きをなくしたり、悲痛な叫び声をあげたりするケースが多く見られ、飼い主が不安にかられることが少なくありませんでした。そのため、海外から輸入された動物用のコンタクトレンズを使用する動物病院も増えていましたが、これまで日本のコンタクトレンズメーカーは、動物治療用のコンタクトレンズを製造していませんでした。当社が「メニわん治療用コンタクトレンズ」の開発をはじめたのは、「人だけでなく、動物の瞳の健康をも考える」という企業姿勢に加えて、こうした市場ニーズに応えたもので、2001(平成13)年に農林水産省に動物用医療用具として許可申請を行い、2002(平成14)年5月15日に許可、このほど発売の運びとなったものです。



様々な犬・猫にフィットする
レンズデザイン

「メニわん治療用コンタクトレンズ」は、様々な犬種・猫種に装用できるデザインを採用しています。適度な弾力性があり、形状保持性があるため、犬種・猫種を選ばず利用でき、さらに犬・猫の平均的な角膜曲率半径(角膜のカーブ)よりもやや小さく、その分タイトに装着されるので外れにくい設計となっています。また、レンズカーブが複数種ある海外製品に比べ、一種類のレンズカーブで様々な犬種に対応する同製品は、処方の簡便性も兼ね備えています。さらに、「メニわん治療用コンタクトレンズ」は、人間用と同等の素材を使用していますので、大切なペットの瞳にも安心です。
実際の装用にあたっては、獣医師が行うことになります。患者となる犬・猫(患畜)を後ろ側から動かないよう固定し、点眼麻酔を行った後、獣医師の手で装用します。患畜の眼疾患に対して必要な点眼処方を実施、その後速やかにエリザベスカラーを着用(写真)します。コンタクトレンズ装用中は、獣医師の指導のもと、飼い主が治療に必要な点眼を行います。レンズ装用期間は一週間で、レンズ交換も獣医師が行うことになります。一度使用したコンタクトレンズの再利用はできません。

レンズ装着 エリザベスカラー着用
メニわん治療用コンタクトレンズの特徴、効能・効果
■特徴
メニわん治療用コンタクトレンズは、外界からの刺激や乾燥から角膜を保護し、
強い疼痛をやわらげ、角膜上皮再生を促進するバンテージ効果を持つ動物用医療用具です。
■効能・効果
  (1) 眼瞼内反症による角膜疼痛の緩和と角膜保護
(2) 角膜上皮剥離の緩和
(3) 角膜潰瘍の緩和
(4) 角膜潰瘍に伴う3mm以下のデスメ膜瘤の緩和
(5) 結膜弁や角膜移植を行うまでの間の角膜保護、及びこれら移植後の角膜保護
(6) 難治性角膜上皮ビランにおける遊離上皮切除と多点状角膜切開後の角膜保護
(7) 猫の鼻気管支炎による角膜への結合癒着を剥離した後の再癒着防止
全国の動物病院を対象に販売
「メニわん治療用コンタクトレンズ」は、全国の動物病院・獣医師を対象に販売されます。同製品は、国産初の治療用コンタクトレンズとして、多くの潜在需要があると思われます。

治療前の所見(病名:角膜潰瘍) 治療後1ヶ月目の所見
(角膜はほぼ完全に修復された
が、角膜中央に瘢痕が残る)
症例写真提供:工藤動物病院(東京・中野区)
 


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